“日本のシンドラー”と呼ばれた杉原千畝の姿を描いた、
吉川晃司の主演ミュージカル『SEMPO』が2008年に続き、5年ぶりに再演されることが決定しました。新国立劇場・中劇場で9月10日(火)よりスタートし、チケットは7月10日(水)発売。
杉原千畝は第二次大戦時にリトアニア領事官をつとめた実在の人物。ナチス・ドイツの迫害を受け逃げてきたユダヤ人に本国の反対を受けながらも、日本の通過ビザを発給。ナチスから命を狙われる危険、本国からの処罰を覚悟の上で、「人の命より大切なものはない」と人の道を貫き、約6,000人のユダヤ人の命を救った外交官です。
杉原について「まさに正義の人」と語る吉川、本作での演技を通して「いつの時代も、権力者というものは人命よりも国益を、いや一部の富裕層の利益を優先し、犠牲を強いられるのは民であることを痛感されられます」とコメント。
今回、再演となる『SEMPO』では、
鈴木ほのか、
坂元健児、
マルシア、
AKB48の
片山陽加・
佐藤亜美菜(ダブル・キャスト)らが出演し、音楽は前回に引き続き
中島みゆきが担当。脚本は半分近くが書き換えられ、新たな演出家を迎えた新演出作品として生まれかわっています。
再演に際し吉川は、「今、この時代に再演を迎えることの意義を感じ、よりいっそう気持ちを引き締めて臨む所存です。人命の尊さについて、皆さんと共に再考できるような、良質なエンタテインメントに仕上げたく思っております。このお話を通して、杉原さん、そのご家族、仲間の皆さんから真の勇気とは何かを学びたいと思っております」と言葉を寄せています。
なお現在、吉川は4月にリリースしたアルバム
『SAMURAI ROCK』を携え全国ツアー真っ最中で、ファイナルとなる8月17日(土)日本武道館公演が終わり次第、舞台の稽古に入るとか。ミュージカル『SEMPO』は新国立劇場・中劇場で9月10日よりスタート。公演チケットは7月10日(水)より発売。
ミュージカル 「SEMPO」
日本のシンドラー 杉原千畝物語
日時:9月10日(火)〜9月29日(日)
時間:
・平日 (昼)14:00(夜)19:00
・土日 / 祝日(昼)13:00(夜)17:30
会場:新国立劇場 中劇場
料金:S席 11,000円 / A席 8,000円(全席指定・税込)
《チケット》
7月10日(水)
出演:吉川晃司 / 鈴木ほのか / 坂元健児 / 白羽ゆり / 片山陽加・佐藤亜美菜(ダブルキャスト AKB48) / 山本芳樹(Studio Life) / Kimeru / 和田琢磨 / 永山たかし / マルシア 他