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金属恵比須、ライヴ盤『邪神〈ライヴ〉覚醒』発売 塚田円と大和田千弘それぞれを迎えた2つの“狂演”が1枚の音盤に

金属恵比須   2024/10/25 19:37掲載
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金属恵比須、ライヴ盤『邪神〈ライヴ〉覚醒』発売 塚田円と大和田千弘それぞれを迎えた2つの“狂演”が1枚の音盤に
 金属恵比須が、今年、プロビデンス那由他計画の塚田円と烏頭の大和田千弘という2人の鍵盤奏者をそれぞれ迎えて行なった2公演を1枚の音盤にパッケージしたライヴ・アルバム『邪神〈ライヴ〉覚醒2024』を12月11日(水)にリリースします。

 プログレッシヴ・ロックの先駆者としてプロビデンスでメジャー・デビュー、現在は自身のバンド“那由他計画”を率いる塚田円を迎えた4月27日開催の〈猟奇爛漫FEST Vol.6〉と、アヴァンギャルドの新鋭にして孤高の頂を目指すバンド“烏頭”のピアニスト大和田千弘を“召喚”した8月開催の〈邪神“大和田千弘”覚醒〉。プログレの聖地・東京吉祥寺「シルバーエレファント」で開催された両公演は、通常の金属恵比須のライヴとは異なる演出とアレンジ、そして選ばれた異色のセットリストで観客を魅了したうえ、金属恵比須の新たな魅力、可能性をも暗示するものでした。

 2023年11月、金属恵比須は宮嶋健一(key)の活動休止と栗谷秀貴(b)の脱退を公式に発表しました。過去よりメンバーの変更はあったものの、暫くは順調な活動をしていただけに、バンドの危機に直面した金属恵比須。プログレッシヴ・ロック・バンドはその音楽性から、メンバーの入れ替わりは常ではあるものの、バンド大変革期にあたりリーダーの高木大地が考えた奇策が上述の異色ライヴとなります。

 ライヴ・アルバムとしては『Official Bootleg Vol.2 キンゾク20年の大躍進ライヴ』以来3年ぶりのリリース。前回の収録が2016年だったので実に8年ぶりのライヴの姿をパッケージした本作は、新たに加入した若き20代ベーシスト・埜咲ロクロウの初参加作品でもあります。また、キーボード不在期間のため、4人編成での貴重なテイクを収録(「罪つくりなひと」)しているのも特筆すべきところです。

 今回ゲスト参加した塚田円は『ハリガネムシ』発表時からの金属恵比須ファンを公言しており、「私だったらこんなキーボードを弾く」とファン目線から提示された完璧なキーボードアレンジを披露。塚田のペンによる「覚醒のためのキーボード・ソロ」が初収録されているのも貴重です。

 一方のゲスト、大和田千弘は従来のキーボードによるアレンジをすべてピアノで表現。これに伴い、金属恵比須の楽曲を新たにアレンジしており、特に「紅葉狩」では現代音楽を彷彿とさせる複雑なプレイを披露。荒ぶる演奏で初見の恵比須ファンを圧倒するとともに、斬新なピアノは楽曲に異なる魅力を与えています。

■2024年12月11日(水)発売
金属恵比須
『邪神〈ライヴ〉覚醒2024』

diskunion.net/portal/ct/detail/1008942473

[収録曲]
01. 罪つくりなひと
02. 新府城(塚田円)
03. 武田家滅亡(大和田千弘)
04. 彼岸過迄(塚田円)
05. 月澹荘綺譚(大和田千弘)
06. う・ら・め・し・や(塚田円)
07. 紅葉狩(第三部・第四部)(大和田千弘)
08. 覚醒のためのキーボード・ソロ(塚田円)
09. 邪神覚醒(大和田千弘)
10. イタコ(大和田千弘)

※かっこ内はゲスト名
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