米ニューヨーク音楽シーンの重鎮、
キップ・ハンラハン(Kip Hanrahan)が7年間の沈黙を破って発表するニュー・アルバム『
クレッセント・ムーン』(MZCA-1368 2,400円 + 税)が、3月16日(金)に日本先行で発売。
ハンラハンは、1970年代最後の年にニューヨークで最も治安が悪く危険な地区とされていたサウス・ブロンクスにレーベル「アメリカン・クラーヴェ」を設立。1981年に自身のアルバム『
COUP DE TETE』を発表し、以後も自作のほか、プロデュースした
アストル・ピアソラの『タンゴ・ゼロ・アワー』をはじめ、ラテン、ジャズ、ロックといったあらゆるジャンルを呑み込んだ前衛的なサウンドの作品を発表し、ファンの耳と感性を刺激してきました。
常に時代の空気の淀みを掬い取ったクールで濃厚なハンラハンのメッセージは本作でも健在。カヴァー・アートでは紺碧の空に三日月、米軍の無人航空機、戦場の破壊と死のヴィジュアルで構成され、混沌とした現代を表現。日本盤にはハンラハンによるライナーノートの和訳を掲載したブックレットが封入されます。