今年6月、2018年に契約満了により
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督・首席指揮者を勇退する
サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)の後任に選出された
キリル・ペトレンコ(Kirill Petrenko)。そのポストへの就任が、 2019 / 20年シーズンに決定しました。就任以前の2016 / 17年、2017 / 18年シーズンにはベルリンでの定期演奏会に客演指揮者として登場予定で、2018 / 19年シーズンには複数の定期演奏会のほか、ツアーの指揮も担当する予定です。
なお、2019 / 20年シーズン(首席指揮者としての初年度)は、バイエルン国立歌劇場との兼任のため、ベルリン・ フィルでのコンサート回数は、通常の場合より少なくなる見込みです。
ベルリン・フィル・オーケストラ代表ウルリヒ・クネルツァーは「キリル・ペトレンコがサー・サイモン・ラトルの後任に選ばれたことは、音楽界で大きな反響を呼びました。彼の就任スケジュールが決定し、来シーズン以降、毎年ベルリンで彼との演奏をお聴かせできることを、大変嬉しく思います」とコメント。ベルリン・フィル・インテンダント、マルティン・ホフマンは「財団法人ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団では、誰もがキリル・ペトレンコの就任を楽しみにしています。スケジュールの調整で多大な協力をいただいたバイエルン国立歌劇場に、感謝の言葉を述べたいと思います」と語っています。