主演に
桐谷健太を迎え、日本復帰前の70年代と現代の沖縄を描いたタイムスリップ・ロックンロール・エンターテイメント映画『ミラクルシティコザ』が、沖縄日本復帰50周年の節目となる2022年1月21日(金)に沖縄・シネマQ シネマライカムほか沖縄先行公開、桐谷の誕生日でもある同年の2月4日(金)より、東京・新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開が決定。ポスター・ヴィジュアルと特報、桐谷健太&平一紘監督のコメントが公開されています。
第3回未完成映画予告編大賞グランプリならびに堤幸彦賞を受賞し、桐谷健太を主演に迎えて映画化された本作は、沖縄・コザを舞台に70年代と現代が交錯するタイムスリップ・ロックンロール・エンターテイメント。コザで暮らす翔太の前に、交通事故で亡くなったはずの祖父ハルが現れます。祖父はかつて、ベトナム戦争に向かう米兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーでした。ハルが「やり残したことがある」と翔太の体をのっとると、翔太の魂は1970年へとタイムスリップしてしまいます。翔太はそこで驚きの真実を知り、あるサプライズを思いつくことに。
桐谷は、翔太の魂が体に入ってしまった70年代のハルを熱演。また、1970年代に沖縄で活躍した伝説のハード・ロック・バンド“
紫”のジョージ紫を筆頭とするメンバーが、ストーリーに共感し代表曲を提供。劇中で登場するバンドのライヴ音源を新たにレコーディングしたほか、当時のライバルバンド、
コンディション・グリーンの楽曲も採用されました。
ポスター・ヴィジュアルは、ハル率いるバンドが表紙を飾る70年代音楽雑誌ふうのサイケデリックなデザイン。昔からずっと貼ってあったようなレトロ風加工(エイジング加工)など、70年代の空気感が凝縮した一枚となっています。ポスターの撮影、アートディレクションを手掛けたのは、
BOØWYなどの音楽アーティスト撮影やレコードジャケット制作で活躍してきた加藤正憲。エグゼクティブプロデューサーの神康幸が、かつて副編集長として創刊した音楽雑誌『パチパチ』でロックヴィジュアルの金字塔を創り上げた加藤正憲に声をかけ快諾を得ました。加藤は、今回の撮影現場で平一紘監督をはじめ若いクリエイターたちの熱気と、桐谷健太などの役者たちの真剣な姿に刺激を受け、沖縄の滞在日を延長してまで写真撮影に臨みました。
[コメント]僕の大好きな沖縄。色んな想いや感情を抱えた沖縄。たくさんの知らなかった沖縄。この映画は(基本的に)コメディー映画です。ファンタジーの要素や音楽、ばかばかしさも含んでいます。そしてその根っこには沖縄の人たちと、沖縄にいた人たちの強いエネルギーがあります。決して小難しい映画ではありません。だけど輝く何かがある。と信じています。追伸 この映画で沖縄の海が出てくる場面はワンシーンだけです。あしからず。――桐谷健太1970年。本土に渡るにはパスポート、買い物はドル。ベトナム戦争特需の超好景気。金と音楽、そして様々な問題に溢れた沖縄を、コザで生まれ育った僕なりにコメディ映画にしました。本土復帰50周年となる年に公開されるこの映画に三線や青い海、優しいオバァは出てきません。ただ、この超ローテンションになってしまいそうな時代にインパクトを与える南の島からの観るエナジードリンク!そんな映画を作ったつもりです!ご期待ください!――平一紘(本作監督)©2021 Office Crescendo