エイズにより1983年に短い生涯を終えた奇才、
クラウス・ノミ(Klaus Nomi)の没後40周年を記念して、4月28日(金)に4作品がデジタルで再発されます。
再発されるのは、81年の1stアルバム『
オペラ・ロック』、83年の2nd『
シンプル・マン』、死後発売されたライヴ・アルバム『イン・コンサート』(86年)、ベスト・アルバム『アンコール〜ベスト・オブ・クラウス・ノミ』。『アンコール〜ベスト・オブ・クラウス・ノミ』は立体音響のドルビーアトモスと360リアル・オーディオでの配信です。この再発に向け、代表曲のひとつで、
ヘンリー・パーセルの1611年のオペラ『アーサー王(King Arthur)』のアリアに基づいた「コールド・ソング」が先行配信されました。
44年、ドイツ南部のインメンシュタットに生まれたノミは、72年にニューヨークに移住してライヴ・ハウスに出演しました。ユニークなモノクロの衣装とメイク、たぐいまれな声で評判を呼び、1979年には
デヴィッド・ボウイがテレビでパフォーマンスする際のバックアップ・シンガーとして起用。一気に知名度を上げました。
80年にシングル「Keysof Life」でデビュー、81年には1stアルバム『オペラ・ロック』をリリース。翌82年には2ndアルバム『シンプル・マン』をリリースしたものの、すでにHIVに感染しており、83年8月6日に39年の生涯を終えました。
再発される4作品は、4月28日(金)のデジタル・リリースの後、6月16日(金)にはCDとヴァイナルで発売される予定です。