クラウス・ノミ 2005/04/06掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
80年代のニューヨークに突然現われ、あっという間にエイズでこの世を去ってしまった(著名人では第1号のエイズ患者ともいわれている)、まさに異形のパフォーマー、
クラウス・ノミ。彼がRCAからリリースした2枚のアルバム
『オペラ・ロック(原題:KLAUS NOMI)』(BVCM-37609 \2,100(税込))、
『シンプル・マン(原題:SIMPLE MAN)』(BVCM-37610 \2,100(税込))が初回生産限定の紙ジャケット仕様による日本初CD化、さらにこちらも日本初CD化となるベスト盤
『ザ・コレクション〜ベスト・オブ・クラウス・ノミ』(写真・BVCM-37603 \2,100(税込))を5月25日にリリース!
1944年ドイツに生まれ、オペラ歌手の訓練を積み、1972年ニューヨークに移り住んだのち、そのカウンターテナーと奇抜な服装で一躍アンダーグラウンドで注目を集め、さらに
デヴィッド・ボウイとの『サタデー・ナイト・ライヴ』での共演で、世間をあっと言わせたクラウス。日本でもかつておなじみの存在で、たとえば“スネークマン・ショー”で「コールド・ソング」が収録されたり、パルコやSEIKOの広告、CMに登場、さらに
江口寿史の漫画『ストップ!ひばりくん』にもそのキャラクターが登場するなど、80's初頭の日本におけるサブカルチャーの象徴のひとつでもあったんですね。そんな彼の半生を綴った映画
『ノミ・ソング』が、初夏に渋谷シアターイメージフォーラムにてロードショーの予定があり、長年忘れられた存在だったクラウスをあらためて思い出す、あるいは知らなかった方にとっては、その不思議なアーティストを知るきっかけとなりそうですよ。CDも映画も要チェック!