映画デビュー作『ももいろそらを』は、〈第24回東京国際映画祭〉日本映画・ある視点部門作品賞受賞、〈第50回ヒホン国際映画祭〉最優秀作品賞受賞(日本映画として初)、また〈サンダンス映画祭〉〈ロッテルダム映画祭〉など世界14ヵ国、20に及ぶ映画祭で絶賛され、鮮烈なデビューを飾った
小林啓一監督。そんな小林監督が“オタク”の愛と正義を描いた新作映画、『ぼんとリンちゃん』が今秋公開されることが決定しました(新宿シネマカリテほか、全国順次ロードショー)。
――ここではないどこかの地方都市に住んでいる四谷夏子(通称“ぼん”)は、16歳と42ヵ月を自称する女子大生。彼女と友田麟太郎(通称“リン”)は、ボーイズラブ(BL)やアニメ、ゲームが大好きなオタクの幼なじみ。ふたりは、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃん(通称“肉便器”)を連れ戻しに東京へやってきた。名付けて「肉便器救出作戦」。ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田直人(通称“べび”)に協力をあおぎ、肉便器の家へと突撃する。その姿は、ロールプレイングゲームの勇者や魔法使いのパーティを彷彿とさせるものだった。リン曰く「ボス戦」に挑む一同。果たして、予測不能のミッションは成功するのか――。
ボーイズラブの同人誌が大好きな女の子“ぼんちゃん”役には、女優、モデルとしてTV、CM、雑誌と幅広く活躍する
佐倉絵麻。そして、ぼんちゃんを“ねえさん”と慕うオタクの男の子“リンちゃん”役には、『仮面ライダー鎧武』で人気を博し、
中島哲也監督作『渇き』出演と、ネクスト・ブレイク必至の
高杉真宙。フレッシュなキャストと共に、小林監督が導き出すオタク・ワールドにご注目ください。
(C)ぼんとリンちゃん