1991年の〈ミュンヘン国際コンクール〉ピアノ部門において“最年少最高位”を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けているピアニストの
児玉 桃が、ECM録音第2弾となるアルバム『
点と線〜ドビュッシー&細川俊夫: 練習曲集』(UCCE-2090 2,800円 + 税)を3月8日(水)にリリース。
児玉 桃は、フランス作品、とりわけ
メシアン作品で高く評価されているピアニスト。ECM第1弾となった
前作では、
ラヴェル、メシアン、
武満 徹の作品を収録し、美しい音色と知性あふれる演奏で多くのファンを魅了しました。
4年ぶりのECM録音となる本作は、ドビュッシー晩年の名作「練習曲」に、21世紀に書かれた
細川俊夫のエチュードを挟んだ斬新なアルバム。葛飾北斎などの日本の芸術に魅了されたドビュッシーと、フランス音楽の影響を色濃く受けた細川による、およそ100年の時を経て書かれた作品が組み合わされています。なお、細川俊夫のエチュードIII〜VIは、児玉が世界初演した作品です。
■2017年3月8日(水)発売
児玉 桃
『点と線〜ドビュッシー&細川俊夫: 練習曲集』UCCE-2090 2,800円 + 税
[収録曲]
クロード・ドビュッシー: 12の練習曲 / 細川俊夫: エチュード I-VI ピアノのための
ドビュッシー:
01. 組み合わされたアルペジオのために(練習曲第11番)
細川俊夫:
02. 点と線(エチュードII)
ドビュッシー:
03. 4度のために(練習曲第3番)
細川俊夫:
04. 書(カリグラフィー)、俳句、1つの線(エチュードIII)
ドビュッシー:
05. 6度のために(練習曲第4番)
細川俊夫:
06. 2つの線(エチュードI)
ドビュッシー:
07. 対比的な響きのために(練習曲第10番)
08. 3度のために(練習曲第2番)
09. 8本の指のために(練習曲第6番)
細川俊夫:
10. 歌、リート(エチュードVI)
ドビュッシー:
11. 5本の指のために(チェルニー氏による)(練習曲第1番)
12. 和音のために(練習曲第12番)
13. 装飾音のために(練習曲第8番)
細川俊夫:
14. あやとり、2つの手による魔法(呪術)、3つの線(エチュード IV)
ドビュッシー:
15. 半音階のために(練習曲第7番)
細川俊夫:
16. 怒り(エチュードV)
ドビュッシー:
17. 反復音のために(練習曲第9番)
18. オクターヴのために(練習曲第5番)[演奏]
児玉 桃(p)
[録音]
2016年1月 独ノイマルクト“ヒストリッシャー・ライトシュターデル”