東日本大震災から6年目となる3月11日(土)、復興にむかう福島県双葉郡楢葉町 天神岬スポーツ公園にて世界的エレクトリック・トランペッター、
近藤等則が追悼演奏と野外ライヴ〈地球を吹くin楢葉町〉を行います。
この公演は、楢葉町の復興を祈る式典〈楢葉町復興植樹祭〉の一環として、震災の傷跡から復興しようとする楢葉町の人々と共に津波で亡くなった方たちを悼み、明るい未来を祈る催しとして、地元有志の企業、個人の支援を受けて実現するもの。近藤は事前に現地を訪れ、地元の方たちにインタビューを行い、音作りに向かっています。
なお、会場の天神岬スポーツ公園は海を見渡す素晴らしいロケーションで、公演当日には無料の駐車場や、バスでの送迎も準備されるとのこと。詳しくは近藤等則
オフィシャル・サイトをご覧ください。
“地球で一番重いものなーに?”息子が小さかった頃に出したなぞなぞです。答えは〈地球〉。何億兆トンもの重さの地球が沈みもせず、宇宙空間にポッカリ浮かび、かっ超高速で飛んでいます。我々すべての生き物は地球の背中にタダ乗りし、この瞬間も宇宙旅行をしているのです。この事を想像すると、我々が地球上に人間として生きている事が奇蹟としか思えなくなるのではないでしょうか。“我々のいのちはすべてのいのちと共に地球に生かされている”。この事を心に刻めば、生きる力が湧いてきて、津波にさらわれた人達の無念さに心を響かせる事もできるのではないでしょうか。地球と響きあう音楽を求めて、地球の大自然の中で演奏する『地球を吹く』を20年以上やって来ました。この度〈地球を吹くin楢葉町〉ができる事に感謝です。皆さんと共に地球に生きる事の素晴らしさを感じあえたら、と、思います――近藤等則