若手ピアニストの中でも、ひときわ高い評価と人気を誇る
小菅優が“平成25年度(第64回)芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞”を受賞することが決定しました。
同賞は、各芸術分野において優れた業績をあげた人物、その業績により各分野に新境地を開いた人物に贈られる賞です。1950年に文化庁芸術祭から分離される形で設立され、56年に現在の名称に改められました。今回、小菅に授与される“新人賞”は、68年に新設されたものです。
主な受賞理由として、2010年より行なわれている“小菅優 ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ”(紀尾井ホール・いずみホール)における、小菅の優れた造形力と豊かで強靱な表現力、そしてこれと並行する“ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト”の成果が挙げられています。また、
ヘンツェのピアノ協奏曲をはじめとする現代作品への意欲的な取り組みも受賞理由の一つとして挙げられており、「今後への期待も大きい」と評されました。
今月中旬に都内にて、同賞の授与式が行なわれます。
なお、小菅は4月23日にニュー・アルバム
『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3巻「自然」』をリリース予定。こちらも楽しみです!