日本の洋楽発展に最も顕著な功績のあった個人または団体にサントリー芸術財団が贈る〈サントリー音楽賞〉。その第48回(2016年度)を、ソリストやアンサンブル奏者として国内外で活躍するピアニスト
小菅 優が受賞したことを記念し、〈第48回サントリー音楽賞受賞記念コンサート〈ピアノ: 小菅優〉〜サントリー芸術財団50周年記念〜〉が2019年8月2日(金)東京・赤坂 サントリーホールで行なわれます。
小菅は
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を継続的に行ない、2016年には完結盤『
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全集』(SICC-19010〜9 15,000円 + 税)を発売。その記念として各地で開催したリサイタル公演は高い充実度を誇り、現在はベートーヴェンの室内楽作品や歌曲に取り組んでいます。贈賞にあたっては「音楽に対して求道的ともいえる姿勢は、ピアニストという範疇を超えむしろ芸術家という呼称がふさわしく、とりわけ多くの若い音楽家にとって範となりうるものである」と評価されました。
本公演は、小菅が取り組んできたベートーヴェンのピアノ・ソナタや、数多くの初演に携わってきた親交の深い作曲家、
藤倉 大の新作「WHIM」の世界初演、そして信頼の厚い音楽仲間であるヴァイオリニストの
樫本大進、チェリストのクラウディオ・ボルケス(Claudio Bohórquez)との室内楽など、一夜限りのプログラムに小菅の活動を凝縮しています。また本公演には、若い世代が一流の芸術に触れる機会を提供することを目的に、小学生から25歳までの青少年がペアで50組100名、抽選のうえ招待されます。詳細は
オフィシャル・サイトにてご確認ください。