NHK連続テレビ小説『あまちゃん』発、脚本をつとめた
宮藤官九郎が監修・選曲したコンピレーション・アルバム『春子の部屋-あまちゃん80'S HITS-』が8月28日(水)に発売。その選曲や仕様が大きな話題を呼んでいます。
本作は
“ソニーミュージック編”と
“ビクター編”の2タイトルが同時リリース。
松田聖子「風立ちぬ」、
村下孝蔵「初恋」、
ジュディ・オング「魅せられて」など、ドラマ内の登場曲を多く収録するソニー編には、
スターボー、
大沢逸美、
水谷麻里らを選曲。
一方、
薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」、
小泉今日子「まっ赤な女の子」と出演者の楽曲を擁するビクター編も、
セイントフォー、
少女隊、
藤井一子と、こだわりの“宮藤官九郎セレクト”。
以上の収録曲はもちろん、“80年代へのこだわり”はアートワークなど装丁の隅々にも表れており、ジャケットは
有村架純演じる“聖子ちゃんカット”がまぶしい「若き日の春子」。左下に配されたロゴは、ソニー、ビクターともかつてのレコード時代に見覚えのある懐かしいロゴを前面に押し出し、ブックレットの裏側には、それぞれのロゴがまるでかつてのEP盤内袋を思わすようなレイアウトで配されています。
ブックレットは、宮藤官九郎書き下ろしによるライナーノーツが全曲入り、劇中に登場した楽曲についてはもちろん、他の選曲についても言及。また、劇中に登場する“春子の部屋”の見取り図がいずれの盤にも掲載。その細かな設定は必見!
さらに、CDはバックカバーにカセットテープの写真を採用(今回リリース元となった、ソニーミュージック、ビクター双方の親会社であるソニー(株)、(株)JVCケンウッドが、各社のアーカイブからこの写真のためにカセットテープの実物を提供したとか!)。ジャケットのテイストにあわせた、青いAHF60(SONY)、赤いDYNAREC60(Victor)は、エアチェックに夢中だったあの頃を髣髴とさせるはず。また、昨今ではCDを収めるトレイは絵柄を多く見せるため、透明なものが主流ですが、今回は敢えて、あまり使われなくなった白トレイを採用しているのも、こだわりのポイントとか。
この他にも、まだまだ隠されたこだわりが詰まっているという『春子の部屋-あまちゃん80'S HITS-』。音楽と共に、その仕様もじっくりと楽しみましょう!