3月23日に香港にて開催される<香港アジアポップミュージックフェスティバル>にて、日本代表として出演予定だった気仙沼出身・在住のシンガー・ソングライター
熊谷育美。残念ながら今回の震災の影響により、出演中止に。
このフェスは、アジア7ヵ国・地域(韓国、シンガポール、台湾、中国、日本、香港、マレーシア)を代表したアーティストが出場し「スーパーノーバ賞」「最優秀歌唱賞」「最優秀ステージパフォーマンス賞」を競い合うフェスティバルで、熊谷育美は日本代表として出場予定でした。なお、フェス自体は、現地時間の3月23日 20:00より、香港コンベンション・エキシビションセンターにて行なわれます。
<熊谷育美からのコメント>今回の香港アジアポップミュージックフェスティバルの日本代表として選ばれた時、本当に気仙沼の人達は喜んでくれました。そして「気仙沼から世界」という夢に一歩近づいたんだなとも感じました。
そんな期待を頂き、まさに香港に向かう直前に今回の震災に遭いました。
今も震災で大変な気仙沼の状況を考えれば香港に向かうことは困難であると感じていましたが、こんな状況でも気仙沼の人達は背中を押してくれました。
「私にしか出来ない、歌で気仙沼に元気を与える役割を担った。そして香港という舞台でアジアに世界に日本の現状を伝えよう」と感じました。
そして、知人の車に乗り秋田空港を目指し東京までなんとか辿り着きました。
しかし、現在の日本国内の状況下において、このフェスティバルに参加することは出来ないという判断になりました。
本当に残念ではありますが、この判断に関してやむを得ないと受け止めています。
今後も私は故郷である気仙沼に暮らし、音楽を作り続けていきます。
気仙沼の空気、風景、人の温かさを今まで私の曲に封じ込めてきたつもりです。だから、私はこれからも歌い続けていきます。そしていつの日か、気仙沼から本当に私の歌が世界に届けられればと思っています。