コートニー・バーネットとのコラボレーション・アルバム『ロッタ・シー・ライス』でも知られるシンガー・ソングライター、カート・ヴァイル（Kurt Vile）が、5曲入りEP『Speed, Sound,Lonely KV（ep）』を10月2日（金）にデジタル・リリース。CDとヴァイナルを2021年1月15日（金）に発表します。

　米ナッシュビルのスタジオ「The Butcher Shoppe」で行なわれた4年間にわたるセッションをまとめたこのEPには、2020年4月7日に亡くなったジョン・プラインやボビー・ウッド、デイヴ・ロー、ケニー・マローンといったナッシュビルのミュージシャンと、ダン・オーバック（ザ・ブラック・キーズ）、マット・スウィーニー（チャベス、スーパーウルフ）が参加。ジョン・プラインの愛唱曲を、本人とデュエットした「How Lucky」が公開されています。

　「実はジョンは長い間、俺にとってのヒーローだった。彼がThe Butcher Shoppeに来て、彼のもっともディープな名曲の一つを俺と一緒に演奏してくれた。もう、凄かったよ。俺はフワフワして飛んでいて、彼がそこにいた時に彼が俺に言ったことが何も聞こえていなかった。彼が夜にいなくなった後までね」とヴァイルが語る本作には、ジョン・プラインのレパートリーのカヴァー曲である「How Lucky」と「Speed of the Sound of Loneliness」、“カウボーイ”ジャック・クレメントのカヴァー「Gone Girl」、カート・ヴァイルの新曲2曲を加えた計5曲を収録。プロデュースとエンジニアはジャック・クレメントの弟子にしてナッシュヴィルを代表する名匠のデヴィッド・R・ファーガソンが務めています。

Photo by Kate Taylor Battle