京都出身のロック・バンド、
くるりが、地元京都で3年目を迎える主催フェス〈京都音楽博覧会2009in梅小路公園〉を開催!
〈京都音楽博覧会〉は、2007年、地元・京都で、新しい音楽の楽しみ方を提案したいと考えていたくるりが発起人となり、京都市内での大型野外フェスティバルとしてスタート。京都という世界的にも有数の歴史と文化を持った街の中心で、これだけ巨大な音楽イベントを実施し、新しい音楽文化を発信していくというのは、並大抵なことではありません。
そこで〈京都音楽博覧会〉は、イベントの音出しは19:00をめどに終了、全アーティストがアコースティック中心での演奏など、音楽と京都が融和した快適な空間を作り上げるべく、さまざまな努力がなされています。
3年目となった今年は、
奥田民生、
矢野顕子をはじめ、初の野外フェス出演となる
石川さゆり、BO GUMBO3 feat.ラキタ、
ふちがみとふなと、さらにアメリカから
ベン・クウェラーが参加。
BO GUMBO3では、故どんとの息子であるラキタがギターとして参加、「ゆ〜らゆら祭りの国へ」ではヴォーカルをつとめ、オーディエンスを魅了しました。そして矢野顕子はピアノ弾き語り、
『くるり鶏びゅ〜と』にも収録されている「Baby I LoveYou」を披露する場面も。多くの歓声を受け登場した奥田民生は、中盤でくるりの岸田繁ともに、「ばらの花」(くるり)、「息子」(奥田民生)を2人で披露するというサプライズ!
トリ前には初の野外フェスティバル出演となる、石川さゆりが登場。観客も興味深々で見守るなか、1曲目はなんと「津軽海峡・冬景色」! 国民的名曲で会場の雰囲気を一気に持っていく! さらには昨年『紅白歌合戦』で披露した「天城越え(イチローver.)」をライヴで初披露するなど、圧巻のパフォーマンス。
陽も沈みはじめたころ、ついにトリのくるりが登場。1曲目はアルバム
『魂のゆくえ』から「太陽のブルース」。3年目を迎えることができたこのイベントと、来てくれているお客さんにむけ、感謝の気持ちがこもった熱いパフォーマンスに。
中盤では、本日2回目のサプライズとして石川さゆりが再登場。この日のために作られた新曲「夜汽車はいつも夢を乗せて」。8曲目の「魂のゆくえ」で本編は終了、アンコールにこたえ再登場したメンバーは最後の曲として「虹」を披露したあと、イベントの出演者全員を呼び込み、鳴り止まない歓声と拍手の中、3年目の〈京都音楽博覧会〉は幕を閉じました。
2度と見られないであろうジャンルレスな豪華なメンツと共に、また今年も新たなチャレンジを成功させたくるり。10月21日には、今回のイベントで披露された奥田民生「ばらの花」、矢野顕子「Baby I Love You」も収録されている初のトリビュート・アルバム『くるり鶏びゅ〜と』が発売。こちらもぜひチェックを!