2021年9月に14年ぶりの新曲「midnight drivin'」と「Honey」を発表して話題となったシンガー・ソングライターの
葛谷葉子が、約1年ぶりとなる新曲「Tokyo Tower」をデジタル・シングルとして9月9日(金)より配信開始。持ち前のR&Bテイスト+現行のシティ・ポップにもマッチした“ドライヴ・ミュージック”が完成しました。同時にミュージック・ビデオもYouTubeで公開されています。
葛谷葉子は、1999年に松尾潔のプロデュースによりデビューしたシンガー・ソングライター。耳の肥えたリスナーの支持を集める傍ら、
CHEMISTRY、
倖田來未、
中島美嘉等に楽曲を提供する作家活動も行い、2007年には作曲を手掛けた
BoA「
LOVE LETTER」が日本レコード大賞金賞を受賞。近年は作家活動に専念していましたが、昨年、11年ぶりに新曲2曲入りのベスト・アルバムをリリースし、自身の活動を再開しました。
新曲「Tokyo Tower」は、作詞・作曲を葛谷葉子が務め、編曲には、
フィロソフィーのダンス、
東京女子流、
SAWA、
寺嶋由芙、
杉山清貴などへの楽曲提供でも注目を浴びている若手作編曲家の宮野弦士を起用。ジャケット、およびMV制作は、昨年リリースのベスト・アルバム
『MIDNIGHT DRIVIN'-KUZUYA YOKO MUSIC GREETINGS 1999〜2021-』で起用して評判となった新進イレストレーターのmateppeが再び手掛けています。このアートワークには、葛谷のこだわりが詰まっており、描かれている女性は約20年前の葛谷自身をイメージ。洋服もアイテムもかつての自分が身に着けていた実物を見せて、描いてほしい女性像を明確に伝えて作られたとのことです。また、“東京タワー”というワードがリフレインされクセになるサビ、恋する気持ちと切なさが募る歌詞、全編にキラキラしたアレンジが施されたサウンド、そして葛谷独特の吐息交じりのような繊細なヴォーカルが特徴的なナンバーとなっています。
さらに、配信開始日の9月9日夜19:00にはTikTokにMVが投稿され、9月12日(月)週のTBSラジオ推薦曲に決定している「Tokyo Tower」。シティ・ポップのムーブメントもさることながら、図らずも“Y2K”がビッグトレンドとなっている昨今、そんな気分にもピッタリな1曲となっています。90年代〜2000年代の当時を知る世代も知らない若い世代も、ラジオやSNSから発信されるこの曲をそれぞれに楽しんでほしいところです。この新曲から本格的再始動となる葛谷葉子の今後の活動にも注目です。
[コメント]この曲は20代前半に作ったもので、当時の世界観を崩したくなくて、敢えてデモに入っていた歌詞の多くを残しました。日常のふとした瞬間に、全力でした昔の恋がフラッシュバックしたような、あるいは昔の恋が時を超えて今に蘇ったような、そんなノスタルジーと今が混ざり合ったこの楽曲の世界に浸っていただけたら…。――葛谷葉子Licensed by TOKYO TOWER