ニュース

市民が涙と笑顔で歓迎! ラン・ランが第二の故郷、仙台で復興コンサートを開催

ラン・ラン   2011/10/17掲載(Last Update:11/10/18 12:31)
はてなブックマークに追加
市民が涙と笑顔で歓迎! ラン・ランが第二の故郷、仙台で復興コンサートを開催
 10月14日、皇太子さまもご臨席された東京・サントリーホールでのウィーン・フィルの演奏会で、完璧なまでの「リスト:ピアノ協奏曲第1番」を披露し、大喝采を浴びたピアニスト、ラン・ラン(Lang Lang)

 そのラン・ランは、13日の公演初日を前に、9日に来日し、仙台市を訪れました。宮城学院、常盤木学園、仙台市内二校の講堂を借りての震災復興チャリティ・コンサートを行なうためです。

 今でこそ世界のトップ・ピアニストとなり、また映画『のだめカンタービレ最終楽章』での演奏などで、多くの人の知るところとなったラン・ランのキャリアのスタートは、じつは仙台だったのです。

 1995年、仙台市で開催された“第2回 若い音楽家のための<チャイコフスキー国際コンクール>のため来日した13歳のラン・ランは、3週間の滞在中、コンクール・ボランティア、スタッフのあたたかい支援に支えられ、見事ピアノ部門で優勝を果たしました。その後の素晴らしいキャリアのスタートです。

 3月11日の東日本大震災発生直後から、自身のホームページでの発信などで支援活動を始めたラン・ランは、みずからの演奏で仙台市民と、そこで音楽を志す学生の皆さんを応援すべく、今回のコンサートの開催となりました。

 10月11日のコンサート当日には、自身で震災・津波の被災地域、そして子供たちの待つ幼稚園を訪れました。多くの想いを胸に、応募当選された市民と学生の皆さんの前でそれぞれ1時間の公演を行なったラン・ラン。

 演奏の最後には力強く進む時を感じるという、「リスト:ラ・カンパネラ」を演奏。自身の最新のプログラムで、日本ではまだリサイタル公演もされていないものです。

 会場は、感動の涙に包まれましたが、アンコール後は、観客、ラン・ランともども笑顔で、第二の故郷とも呼べる仙台を後にしました。


ランラン



ランラン
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015