ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)が、2017年2月8日付で世界最高峰のピアニストのひとり
ラン・ラン(Lang Lang)と契約を締結。次作のアルバムは、2010年まで所属していたドイツ・グラモフォン(DG)から発売される予定です。
ラン・ランは、世界で数百万枚規模のアルバム・セールスに加え、2007年には中国出身のアーティストとしては初めて〈グラミー賞〉にノミネートされた、世界的に活躍するピアニスト。近年はクラシックの分野を超えてエリザベス女王やローマ法王、
オバマ前大統領など世界のリーダーの前での演奏や、2008年の〈北京オリンピック〉開会式や2014年のリオ・デ・ジャネイロでの〈FIFAワールドカップ〉などにも登場し、パフォーマンスを披露しています。また日本では、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のテーマ音楽演奏でも話題。
今回の契約に寄せて、ラン・ランは「ルシアン・グレンジ(ユニバーサル ミュージック グループ CEO)と彼のチームに会ったときに、心の広さとイノベーションに対する情熱に感銘をうけました。それこそが21世紀にクラシック音楽の魅力を広げるために必要な精神だと思いました。私の夢はいつもより多くの人と音楽を共有することであり、全世界のユニバーサル ミュージックのチームと仕事ができることが待ちきれません」とコメントしています。
ラン・ランのUMGからの最初の作品は、彼自身の音楽教育への情熱と若い世代の楽器学習者への激励を込め、子どもに人気のピアノ曲を収めたアルバム『ピアノ・ブック』。続いてバッハの『ゴルトベルク変奏曲』が発表される予定です。