ディズニー最新作の映画「くるみ割り人形と秘密の王国」が11月30日(金)より全国公開。公開を目前に控えた11月21日(水)に東京・TOHOシネマズ 日比谷で公開記念ミュージック・イベントが開催され、本作のサウンドトラックにピアノ・ソリストとして参加している世界的ピアニストの
ラン・ラン(Lang Lang)と、日本語吹替版で“お菓子の国”の統治者シュガー・プラムの吹替えを担当している声優の
坂本真綾がゲストとして出演しました(写真: 左から坂本真綾、ラン・ラン)。
イベントでは、坂本が日本語吹替版で演じたシュガー・プラムをイメージしたパールピンク色のドレスを身に纏い登場。自身が演じた役について「オーディションで初めて彼女の声を聞いた時、トーンが高く、いつものキーラ(・ナイトレイ)さんと声が違うなと驚きました。彼女は〈金平糖の精の踊り〉の曲をモチーフに役作りしたそうで、できるだけ彼女の声と違和感が無いように近づけて演じるように頑張りました」とアフレコ当時を振り返りました。また、本作の音楽については「聴けば必ず知っている楽曲だと思うので、“あの曲をこのようにアレンジするんだ!”という新しい発見をしてもらうことができると思いますし、初めての方でも楽曲を聞けばどんどん『くるみ割り人形』の世界に引き込まれていくと思います」と太鼓判を押しました。
続いて、本作にピアノ・ソリストとして参加したピアニストのラン・ランが登場。このイベントのためにラン・ラン自身がアレンジした「くるみ割り人形」スペシャル・メドレーを、映画館のロビーで生演奏しました。ラン・ランは「映画で演奏した楽曲を披露したかったのですが、今日はこの日だけのオリジナル・ヴァージョンにしました。楽しんでいただけましたでしょうか? このような場で披露することはなかなか無いので、ユニークな経験をさせていただきました」とパフォーマンスについてコメントし、本作の楽曲については「
チャイコフスキー版の持つ叙情的な大きなメロディラインに対して、本作の音楽を手掛けた
ジェームズ・ニュートン・ハワードの『くるみ割り人形』は、チャイコフスキー版にはない繊細さや色彩感もあり、物語をパーフェクトにたどっていくような楽曲です。まったく違う2つのアプローチの楽曲を、映画が橋渡しとなって映像としてまとめられているのが素晴らしいですね」と絶賛。
最後に、ラン・ランは「クラシック音楽は誰でも楽しめると、この作品を通して皆さんに感じていただけると思います。ホリデイ・シーズンに皆でそろって、温かく、ハッピーで、冒険心に満ちた子供心をくすぐるような映画をぜひ観ていただきたいです」とアピールし、坂本は「見どころはたくさんあるんですが、最後に受け取るメッセージが年代を選ばず響くかと思います。また、
キーラ・ナイトレイはとてもチャレンジングな役どころで、彼女のキャリアにおいても大事な役だったんじゃないかなと思っています。字幕版も観ていただき、ぜひ日本語吹替え版のほうも観ていただけたら嬉しいです」とファンにメッセージを送りました。