デヴィッド・ボウイのニュー・アルバム
『ザ・ネクスト・デイ』が発売される3月13日(水)、奇しくもボウイの名曲「火星での生活」がフィーチャーされた映画『奇跡の海』が“無修正 HDニューマスター版”として
初Blu-ray化を果たし、発売されます(
2枚組DVDも同発)。
デンマークが世界に誇る異端の巨匠、『ドッグヴィル』『アンチクライスト』『メランコリア』などで知られる
ラース・フォン・トリアー監督が、あの
ビョークを主演に迎えた『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が全世界で大ヒットする約5年前の1996年に製作し、〈カンヌ映画祭〉でのグランプリをはじめ、世界各国の映画祭・映画賞で数多くのノミネートや受賞を達成した『奇跡の海』。
その舞台は、荒涼ながらもこの上なく美しい自然に囲まれた、海岸に面したスコットランドの片田舎。幸せの絶頂にあった新婚夫婦に、突然夫が事故で全身麻痺の障害を追ってしまうという悲劇が訪れる。回復の見込みのない夫に献身的に尽くす妻。その二人が辿る、苦悩に満ちた、愛や救いと背中合わせの、残酷な運命を描いています。
全8章、それぞれのチャプターのオープニングには70年代ロックの名曲群が使用されており、デヴィッド・ボウイ「火星での生活」もその一つ。さらに、後年には
エドウィン・コリンズ&
バーナード・バトラーにカヴァーされる、パイソン・リー・ジャクソン&
ロッド・スチュワートの哀切かつ沈鬱、エモーショナルな名曲「イン・ア・ブロークン・ドリーム」も「火星での生活」と同様、この映画を象徴しています。