米ニューヨークで生まれたClydeとGracieによる兄妹で活動をスタートし、現在は8人組のバンドとして活動中の
ローレンス(Lawrence)の最新作『
ファミリー・ビジネス』が、11月6日(水)に世界で初めてCDとしてリリースされました。
ジャクソン5のポップネスと
スティーヴィー・ワンダーのライティングセンスを兼ね備え、70年代のソウルやファンクから影響をモダンに進化させた音楽性で注目を浴びるローレンス。2019年にはBLUE NOTEにて来日公演も行なっています。2021年に発売された3rdアルバム『Hotel TV』をリリース以降、バンドは〈コーチェラ・フェスティバル〉を含めた数多くのフェスに出演するだけではなく、2024年5月には
ザ・ローリング・ストーンズのオープニングアクトに抜擢され、地元NYCの野球チーム「New York Mets」の始球式を担当するなど活躍の幅を広げてきました。
4枚目となる本作『ファミリー・ビジネス<』は、Clyd&Gracieのローレンス兄妹が幼少期から愛聴していた70年代のソウルミュージックからの影響を色濃く反映しつつ、NYCのブロードウェイ・ミュージックやシットコムの華やかなオープニング・ソングなど、さまざまなカルチャーからポップネスを吸収した作品。冒頭を飾る「Whatcha Want」からラストの実の祖父がゲスト参加した「Conflict Resolution」まで、まさにNYCのミュージカルに飛び込んだかのようなポップで愉快なTHE LAWRENCEの世界観が炸裂しています。Gracieの迫力のある熱狂的な歌声とカラフルな音楽性を織りなす楽器隊の一つ一つが生み出す臨場感と多幸感は格別。現代のソウル・バンドでは他に類を見ないほどポップに振り切った、リスナーの鬱憤を晴らしてくれる清々しいほどのポップスが完成しています。
なお、ライナーノーツはローレンスから影響を強く受けたという日本を代表するツイン“リード”ヴォーカル・バンド、
Penthouseの浪岡真太郎と大島真帆が担当しています。