1st Studio Album『UNFORGIVEN』は1st Mini Album『FEARLESS』、2nd Mini Album『ANTIFRAGILE』に収録された曲や新曲7曲を含めた全13曲が収録されており、「他人の評価に捉われずLE SSERAFIMだけの道を開拓するという覚悟を込めたアルバムです」(KIM CHAEWON)「そしてタイトル曲と新曲がアルバムのストーリーとうまく絡みあって一つのストーリーラインとして繋がっています。そういった部分を意識しながら聴くのも楽しいと思います」(HONG EUNCHAE)と説明した。また、ヒップホップ、ラテンポップ、ジャズクラブ、カントリーロックなど様々なジャンルに挑戦しており、アルバム最後に収録されている「Fire in the belly」はラテンポップジャンルの曲で「初めて聴いた時は、これをLE SSERAFIMがやるの?と思うほど本当に新鮮でした。私たちも知らなかった私たちの声を盛り込んだアルバムですのでご期待ください」(SAKURA)と新境地を開拓したエピソードも披露。
HUH YUNJINがプロデュースし、LE SSERAFIMメンバー全員が作詞に参加した「피어나 (Between you, me and the lamppost)」については、「ファンの皆さんのことを考えながら話したいことを歌詞に書きましたし、何より、LE SSERAFIMがFEARNOT(LE SSERAFIMファンの名称)に贈る最初のファンソングという点で、とても愛情のこもっている曲です」(HUH YUNJIN)と穏やかな笑顔で語った。
そしてタイトル曲「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」は、「世の中が定めたルールから脱して、自分たちが正しいと思う方向に進んでいくという歌です」(HONG EUNCHAE)と話し、レコーディングでは「ウィットに富んでいながらも誰かにいたずらするようにレコーディングしてほしいと言われました」(HUH YUNJIN)、「私は、オリジナルコンテンツで年下メンバーをからかうときのように歌ってほしいと言われたのでとても簡単に録音した記憶があります(笑)」(KIM CHAEWON)とオーダーメイドのディレクションについてまさにウィットに富んだ答えを披露。楽曲に参加したNile Rodgersについては、「本当にすごい方だったので、私たちだけで『この方なの?本当に?』と驚いた記憶があります」(SAKURA)、「子供の頃に聴いていた音楽を作った方ですので、初めて聞いた時本当にびっくりしましたし、未だに実感が湧きません」(HUH YUNJIN)と世界的なアーティストとの共演に純粋な気持ちを語った。
タイで撮影したという「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」ミュージック・ビデオや、高難易度のパフォーマンスに定評があるが今回は「表現力や表情、感情で表す部分が多くて。そこに重点を置いて練習しました」(KIM CHAEWON)というダンスのエピソードを話した後、ポイントダンスを全員で披露し、いよいよパフォーマンスへ。
タイトル曲の「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」とHYBEオリジナルストーリー『Crimson Heart』のテーマ曲で3月に行われたファンミーティングでもサプライズ披露した「No-Return (Into the unknown)」を続けてパフォーマンス。「No-Return (Into the unknown)」ではピンクとホワイトを基調にメタリックを取り入れた衣装に着替えて弾ける笑顔をみせた。今作でメンバーそれぞれの個性を全面に押し出し、新しい一面をお見せしたいと語った通り、優しくて可愛い表情からキリッとした表情に一瞬で変わったり悔しそうな感じを見せてから強いキャラクターを見せたりコロコロと変わる表情演技に余裕すら感じるLE SSERAFIMの新たな魅力が感じられるパフォーマンスを終えると、メディアからの質疑応答へ。