裸のラリーズのニュー・アルバム『屋根裏 YaneUra Oct.’80』が、7月17日(水)にCD、LPともに2枚組にて発売することが決定。
1980年、
裸のラリーズは、もう一人のギタリストとして
山口冨士夫(
ザ・ダイナマイツ /
村八分 /
ティアドロップス)をメンバーに迎え入れます。翌年の3月までという短期間に終わったものの、山口を擁したラインナップによる演奏は、ラリーズにとって異色でありながら強烈な印象を残すものとなり、多くのファンを熱狂させました。
そして、たった7回しか行われなかった彼らのライヴの中でも、とりわけ評価の高い10月29日・渋谷屋根裏での公演が、現存する最良の音質で遂に全貌を現します。タイトなリズム隊をバックに、2本のギターがぶつかり合い絡み合って生み出される、漆黒の闇より深い黒を湛えた空間が、今ここに圧倒的な生々しさで蘇りました。
30分を超えて展開する「俺は暗黒」〜「氷の炎」(※LPでは曲順を変えてA面1曲目とB面1曲目に収録)は、ラリーズの全キャリアを通じても特筆すべきパフォーマンスのひとつだと断言できます。ジャケットには、宇治晶によって撮影された未公開写真を使用。