音楽デュオの
レ・ロマネスクが結成20周年を迎えるのを記念して、東京・日本武道館や神奈川・横浜アリーナのキャパシティを超える数のオーディエンス(すべて故人)を前に、築地本願寺の墓所である東京・杉並 和田堀廟所の本堂にて、無観客リサイタルを行ないました。その模様を、レ・ロマネスクのYouTube公式チャンネルにて10月24日(土)から26日(月)まで3日連続で配信します。
フランク・シナトラ、
クインシー・ジョーンズ、
井上陽水、
桑田佳祐などのコンサートマスターやアルバム制作で知られるヴァイオリンの
中西俊博をはじめ、ピアノの
鶴来正基(
加藤登紀子、
THE BOOMなど)、ドラムの
yoshie*(
フリッパーズ・ギター、
コーネリアスなど)ら一流ミュージシャンの演奏をバックに、レ・ロマネスクの2人が、「祝っていた」「伝わレレレ」などの代表曲や、最新曲「アゲインをもう一度」など全16曲を歌います。
このために新調されたヴィジュアルは、全身に「レレレレ……」と書かれたスーツの上下やワンピースで、ヴォーカルのTOBI(トビー)いわく、「耳なし芳一をイメージした」そうです。2人は「20周年で何か大きなことをやりたいと、全国ツアーやフランス・ツアーを企画していましたが、すべて新型コロナでキャンセルとなり、ならば武道館や横アリじゃなくても、無観客で2万人の観客に聞いてもらえる場所があるじゃないかと思いつき、問い合わせて快諾いただきました。尊敬する作曲家の古賀政男先生や服部良一先生、歌手の笠置シヅ子さんや作家の樋口一葉さんなどに聞いていただけるなんて、これぞ20周年記念リサイタルにふさわしい機会はないなと。ぜひ皆さんもフェスだと思って楽しんでください。さらに投げ銭でご祝儀をいただけたらうれしいです」とコメントしています。
ライヴの様子は、10月24日(土)、25日(日)、26日(月)の3日間、公式YouTubeチャンネルから配信されます。視聴者は世界から無料で見ることができるほか、YouTubeアカウントを作成すれば、チャットで会話に参加したり、スーパーチャットでお祝いの投げ銭を送ることもできます。内容は事前に収録した映像ですが、レ・ロマネスクの2人が毎回チャットで参加し、日替わりのコール&レスポンスなど、双方向でライヴ感覚で楽しめるような趣向が凝らされるとのことです。残念ながらアーカイヴ公開予定はないそうなので、お見逃しないようご注意ください。