1997年、横浜の同じ高校に通う同級生3人によって結成されたロックンロール・パンク・バンド、LINK。柳井良太（vo，g）のハスキーヴォイスと小森誠（vo，b））のエッジの効いたハイトーンヴォイスから生み出されるツインヴォーカル・スタイルに山上教経（ds，cho）が加わった3ピースならではのソリッドなサウンド、精彩に富むメロディーライン、ヴォーカル柳井の文学的な歌詞という多彩な魅力でファンの心を掴んできた彼ら。

　この度、後藤正文（ASIAN KUNG-FU GENERATION）と共同プロデュースによる3月の『月の花EP』に続くニュー・アルバムを12月に発売することが決定し、ジャケット写真が公開されています。

　『太陽と月のビートニクス』と題された12年ぶりとなるフル・アルバムは、12月3日（日）に神奈川・川崎CLUB CITTA’で行われる〈LINK結成25周年記念ライブ〉の会場にて先行発売されることも決定（一般発売は12月6日［水］）。アルバムには新曲9曲に3月に発売になったEPからの2曲を含む全11曲を収録。LINKと後藤正文の共同プロデュースで、後藤が全曲のレコーディングとミックス・エンジニアを務めています。満を持してのニュー・アルバムにぜひご期待ください。

　あわせて、アルバムより「月の花」のミュージック・ビデオも公開。今年7月2日、東京・下北沢シェルターで行われた『月の花EP』のレコ発ライヴの模様を収録した躍動感あふれるミュージック・ビデオも必見です。監督はASIAN KUNG-FU GENERATION「星の夜、ひかりの街 (feat. Rachel & OMSB)」やGotchソロ作品でもおなじみのTatsuhiko Nakahara。

　また、12月3日（日）川崎CLUB CITTA’の結成25周年記念ライヴにメンバー同士以前から交流のあるASIAN KUNG-FU GENERATIONの出演が決定。10月4日（水）より3次先行がスタートするので、ぜひお見逃しなく。

　なお、3月のEPリリース時に行われた、後藤正文とLINKの柳井良太・小森誠の対談インタビューが、only in dreamsレーベルのオフィシャル・サイトにアップされています。旧知の中という後藤とLINKのメンバーが、EP制作の経緯や、バンドの魅力、そして、出会った頃の貴重なエピソードなどをたっぷり語っているので、合わせてチェックしてください。

　結成後、瞬く間に日本のインディー・シーンで圧倒的なファンベースを築き上げ、グリーン・デイのビリー・ジョーのプロデュースによる海外進出を果たし、一時解散、そして復活と数多くの経験を積んできた彼ら。再び新たな章を迎えるLINKのニュー・アルバム、結成25周年ライヴ、そして今後の活動にもぜひ期待して欲しいところです。