日本では岸田森、内田裕也との結婚歴を誇る樹木希林くらいしか比肩し得る存在が思い当たらない、マイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジとの、人選も組合わせも天下無双な結婚歴を誇るリサ・マリー・プレスリー。言わずと知れたエルヴィス・プレスリー（写真は現在も世界的大ヒットを記録中のアルバム『ELV1S 30 #1 HITS』）の娘であり、「また結婚だ」「もう離婚だ」、「本当のエルヴィスの娘は私だ」と名乗り出る人がいるわで、絶えず世間の注目を集めまくっている彼女の歌手デビュー日が正式に決まったようだ。

　彼女が歌手デビューすることは、もう2、3年も前から流れていた話だが、公式HPで発表されたところでは4月8日にデビュー・アルバムが“Capitol Records”より発売される予定（“Capitol Records”のHPにある所属アーティスト一覧にも彼女の名前が登録されました）。プロデューサーにはトーリ・エイモスの作品を手掛けているエリック・ロッセらの名が挙がっており、アルバムに収録される全曲を彼女が手がけ、その中には元スマッシング・パンプキンズ／現ズワンのビリー・コーガンとの共作曲「Savior」も収録されるそうだから、かなり本腰入れた作品となるはず。これでビリー・コーガンと再々々々婚でもしたら、その趣味の幅広さにまたも世界は驚かされることになりますが、はてさて。

　エルヴィスの命日である2002年8月16日には、メンフィスにて行なわれた記念追悼イベントに出演し自作曲「Nobody Noticed It」も披露している彼女（ネット上で音源を聴かせているファン・サイトがありましたが、音質が悪くて彼女の歌の巧拙までは分かりません）。一説には、ブルース、ファンク、カントリーからヒップホップまでを取り込んだ幅広い内容のアルバムになると伝わってきておりますが、さて実態は？　公式HPでは引き続き追加情報が発表されるようですので、ファンはそちらをこまめにチェックしておきましょう。