英国のロック・バンド、
リトル・バーリー(Little Barrie)がジャズ・ドラマーの
マルコム・カットを迎え、“リトル・バーリー&マルコム・カット”名義のアルバム『Electric War』を4月18日(金)に発表します。レーベルは
ブラック・キーズの
ダン・オーバックが運営する「Easy Eye Sound」。アルバムからの1stシングル「Zero Sun」が公開されています。
リトル・バーリーはドラマーの
ヴァージル・ハウが2017年に急逝して以来活動を休止していましたが、2020年にマルコム・カットがドラマーとして参加した“リトル・バーリー&マルコム・カット”名義のアルバム『Quatermass Seven』を発表。『Electric War』は両者にとって2枚目のアルバムです。リトル・バーリーのフロントマン、バーリー・カドガンはカットについて「ルイス(・ワートン / リトル・バーリーのベーシスト)のベースと同様に、マルコムのドラムを初めて聴いたときから彼のファンだった。俺たちは長い付き合いになる。音楽的に何ができるかを見たかったんだ」と語っています。
また公開中のシングル「Zero Sun」について「このグルーヴで何かやりたいというアイデアは何年も前からあったんだ。フィーリングが掴めるまで、スタジオで1時間くらいジャムったよ。僕とルイスは、マルコムが遊べるように最小限にしておいたんだ。曲は後から自然と出来上がった。荒涼としたイギリスの空、乗り越えなければならない壁がたくさんあるような気分で目覚めたとき、すでに自分がどれだけのことを成し遂げてきたかを実感し、前進し続けること。結局のところ、グラスは半分空ではなく、半分以上満たされているんだ」とコメント。
また、カットは「サウンドに関して(前作『Quatermass Seven』と)同じ事を繰り返したくなかったから、もっと削ぎ落として、オリジナルのスタジオ・パフォーマンスから最大限のものを得ようとしたんだ」、ワートンは多彩な楽曲が収録されたことについて「このプロジェクトをライヴで成功させるために、伝統的な曲の構成に縛られる必要はないという自信がついた。ファースト・アルバムの後に行なったライヴから、考え過ぎずに、自分たちにとってエキサイティングに聴こえるものであれば、何でも自由にやるべきだって気付いたんだ」とそれぞれ語っています。