リトル・シムズは、自身の言葉で道を切り開き、さまざまな常識や境界線を打ち破ってきた唯一無二のアーティスト。数々の受賞歴のほか、ミックステープやEP、そして5枚のアルバムで世界的アーティストへと駆け上がってきた彼女の音楽は、自身の人生やストーリー、ひいては彼女の世代全体を投影させたドキュメントといっても過言ではありません。2021年のマーキュリー・プライズ受賞作『Sometimes I Might Be Introvert』ではUKチャート5位を筆頭に世界的ヒットを記録。そして2022年末にサプライズリリースされた『NO THANK YOU』では、前作の成功を意にも介さず、己の信念を貫く姿勢を示し、成功によってもたらされる名声や期待、求められる順応性やあらゆる制限に中指を立てた真にパンクな作品として賞賛を集めました。2023年にはブライアン・イーノによるサウンドトラックも話題となったNetflixのドラマ・シリーズ『Top Boy』の最終シリーズに出演し、俳優としても活躍。2024年のグラストンベリーで見せたパフォーマンスは、唯一無二のライブ・パフォーマーであり、今世界で最も称賛されるUKアーティストの一人であることを証明してみせました。