イーグルスのメンバーで2016年に亡くなった
グレン・フライと、イーグルスや
リンダ・ロンシュタットなどに楽曲を提供し、70年代のウエストコースト音楽シーンを支えたシンガー・ソングライターの
J.D.サウザー。ルームメイトでもあった2人が1969年に
ロングブランチ / ペニーウィッスル(Longbranch / Pennywhistle)の名義で発表したアルバム『ロングブランチ / ペニーウィッスル』が、輸入盤のCDとLPで9月28日(金)に再発されます。
このアルバムは、今年5月に発売されたグレン・フライのCD3枚 + DVDからなるボックス・セット『
アバーヴ・ザ・クラウド: ザ・コレクション』に収録され話題となっていました。今回の発売にあたり、イーグルス、
スティーリー・ダン、
ポール・サイモンなど多くの作品を手がけてきたエリオット・シャイナーと
J.D.サウザーがリマスターとリミックスを担当しています。
J.D.サウザーはグレン・フライとの出会いを振り返り、「グレン・フライは、私のルームメイトで親友、そしてロサンゼルスで初めての楽曲制作のパートナーでした。私たちは、もうすぐ出会うことになる
ジャクソン・ブラウンや
ドン・ヘイリーやほかの多くの若いミュージシャンのように、自分たちのオリジナルなものを生み出していたんです。でも正直に言うなら、当時の環境の中で必死に自分たちができうるいちばん良いものを作り上げようとしていただけでした」とコメント。また70年代当時の共同作業について、「もし、私たちがある種の新しい音楽の骨組みを進化させていたとしたら、それは当時聴いていた音楽界の巨人たちや、同じ世代の人たちの作品をよく聴いていたからでしょう。たとえば、
マイルス・デイヴィスや
ハンク・ウィリアムス、
ローラ・ニーロ、
ジョニ・ミッチェル、
ジョン・コルトレーン、
バッハ、
コール・ポーター、
ティム・ハーディン、
ボブ・ディラン、
ジェイムス・テイラー、
キャロル・キングなどなど。私たちはいつも、素晴らしい音楽を作りたいなら、素晴らしい音楽を聴くべきだと言っていました。このアルバムは私たちのミュージシャンとしての第一歩の作品だったんです」と語っています。