2017年9月に公開された
是枝裕和監督の映画『
三度目の殺人』の音楽を担当したイタリアの人気作曲家 / ピアニストの
ルドヴィコ・エイナウディ(Ludovico Einaudi)が、第41回〈日本アカデミー賞〉で優秀音楽賞を受賞。
映画『三度目の殺人』は、是枝監督と2度目のタッグとなる
福山雅治を主演に、是枝作品初参加の名優・
役所広司を迎えた作品。是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷心理ドラマで、第74回〈ベネチア国際映画祭〉のコンペティション部門にて上映され、満席の1,000人の観客から6分間のスタンディングオベーションを受けました。
エイナウディの音楽起用は、是枝監督からの熱烈なオファーで実現したもの。脚本を書きながら毎日彼の音楽を聴いていたという是枝監督は、映画のいくつかのシーンを見せながら自身のイマジネーションを伝え、そこからエイナウディがメイン・テーマの雰囲気を作り上げました。
このメイン・テーマは映画公開に合わせデジタル・シングル配信されたほか、エイナウディがこれまで手がけてきた映画楽曲をコンパイルした『
シネマ・ベスト』(UCCS-1220 2,778円 + 税)にも収録。また、海外でも高く評価される日本人アーティスト
SILENT POETSと
BO NINGENのTaigen Kawabeの2組がリミックスした音源も配信されています。