ゴールデンウィークの東京の風物詩となっているクラシック音楽の祭典“ラ・フォル・ジュルネ”(以下LFJ)が2020年も開催決定。〈ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2020〉と題され、2020年5月2日(土)から4日(月・祝)までの3日間にわたり東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリアほかで実施されます。5月1日(金)には東京国際フォーラムのホールAで、前夜祭としてのガラ・コンサートや、聴衆参加型プログラム“みんなで第九”も予定。
LFJ日本上陸15周年を迎える2020年のテーマは“Beethoven− ベートーヴェン”。
ベートーヴェン生誕250周年の記念年を、交響曲やピアノ協奏曲、ピアノ三重奏曲、ピアノソナタなど傑作の数々や、知られざる作品、そしてジャズや電子音楽も含めた19〜20世紀の作曲家たちによるベートーヴェンへのオマージュ作品など、LFJらしいユニークなプログラムで祝います。同音楽祭のアーティスティック・ディレクターであるルネ・マルタンは、「ベートーヴェンの作品はヒューマニズムにあふれ、人類愛と思いやりを今もなお人々の心に届けるという意味においても、音楽史上唯一無二の存在です。ベートーヴェン自身、彼の音楽の目指すところを、このように記していたではないでしょうか。“心より出で、願わくば再び心に至らんことを”(『ミサ・ソレムニス』楽譜に添えられた言葉より)」とコメントしています。
LFJ東京の歴史は2005年、“ベートーヴェンと仲間たち”のテーマで幕を開けました。当時の日本では前例のなかった、朝から晩まで複数会場でコンサートを開催するクラシック音楽祭のスタイルは多くの人々から支持を集め、以来LFJには3万人以上のアーティストが参加し計5,510公演を開催、延べ約866万人の観客を動員しています。