2022年に演奏家活動60周年、2023年には傘寿を迎えたヴァイオリニスト、
前橋汀子がついに取り組んだ『
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集』を2月12日(水)に発表しました。前橋は
クリストフ・エッシェンバッハ(p)と録音した「春(第5番)」と「クロイツェル(第9番)」を93年に発表していますが、全曲録音は初。アルバムはSACDハイブリッドの仕様となっています。
今回の録音では、パートナーのピアニストとして、ここ数年共演を重ね、指揮者としても活躍するアルメニア出身の
ヴァハン・マルディロシアンを迎えています。録音は2023年から2024年にかけ、何度かに分けて岐阜・クララザールじゅうろく音楽堂で行なわれました。
また、アルバムの発売にあわせ、前橋は全国7都市をまわるコンサート・ツアーを開催。2月22日(土)と24日(月・祝)の東京・浜離宮朝日ホールでは、マルディロシアンとともにベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタからの楽曲を披露します。
Photo by Takashi Okamoto