フォーク・シンガー、前野健太が吉祥寺の街を歌い歩く姿を、1カット74分で撮影した音楽映画『ライブテープ』。東京国際映画祭2009で「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞するなど高く評価された本作が、待望の再上映決定です！　上映期間は、吉祥寺バウスシアターで1月29日から2月4日まで。2月2日には前野健太と松江哲明による舞台挨拶も行なわれます。

　2009年・元旦。東京・吉祥寺。初詣でにぎわう武蔵野八幡宮で、突如ギターをかき鳴らし歌いはじめるミュージシャン・前野健太。そこから吉祥寺の街の中を歌いながら歩きはじめ、最終目的地・井の頭公園のステージで、待ち構えていたバンド・メンバーと合流し演奏するまでの全16曲を、74分1カットで記録した、前代未聞のライヴ・ドキュメント。それが『ライブテープ』。

　巨大なステージと化した街を縦断し、時に戸惑いながら、時に猛々しく咆哮し、張りつめた緊張感と街の音に溶け合う16の歌。松江哲明監督とその仲間たちが一度たりとも“カット”をかけることなく切り取ったかけがえのない時間。そしてそこに映り込んだ街に暮らす人たちの人生の断片。

　その途切れる事の無い映像と音に導かれてむきだしになってゆく、当たり前に奇跡的な情景を目の当たりにした時、あなたは何を思うだろうか？

　また、松江哲明監督が前野健太の2009年から2010年までのライヴ映像を中心に構成したドキュメンタリーDVD『DV』が、2月13日に発売！　ニューヨーク、ドイツ、福岡、弘前、高円寺、渋谷……世界中を飛び回った演奏の記録を丁寧に織り込んだ、DVD2枚組187分、全41曲の大ヴォリュームとなっています。『ライブテープ』とあわせて、こちらも注目です！