昨年行なわれた初来日公演を録音したライヴ盤
『Someday. Live in Japan』を今年2月にリリースし、鮮烈な日本デビューを飾ったスウェーデン出身、コペンハーゲン在住の現在27歳の新鋭ピアニスト、
マグナス・ヨルト(Magnus Hjorth)。そのライヴ盤はデンマークのメジャー新聞CD評で4つ星という高評価を獲得するなど、ここ日本でも話題を集めた実力派が、ニュー・アルバム
『プラスティック・ムーン』(DDCJ-4002 税込2,835円)を11月3日にリリースします。
新作は、『Someday.〜』録音時と同じ、ベルリン在住の若きリズムマスター、
ペーター・エルド(b)と、日本在住の
池長一美(ds)によるトリオ作。ライヴ盤がスタンダード曲中心だったのに比べ、今作はオリジナル曲を豊富に収録。スウィンギーなストレートアヘッドな楽曲あり、優美なバラードありと幅広い楽曲を披露しています。
マグナスは普段、本国でコンテンポラリーなジャズをプレイする別のトリオを持って活動していますが、彼は今作のトリオに対して、「カズミ(池長)とやるときは、まったく別のものになる。彼はスカンジナビア出身でもないのに、彼のリズムが入るとノルディック(北欧の)の中にいるみたい。……(中略)コペンハーゲンのトリオとはまったく違うアプローチだから、とても楽しくてもっとやってみたいと思っている」と評価をしています。
凛とした澄んだ音色と柔らかな空気感を持つピアノ・トリオが互いの相性の良さをさらに確信し、紡ぎだしたオリジナル曲の数々。ヨーロピアン・ジャズ、ECM作品群が好きな方は必聴の一枚といえそうです。
※11月3日発売
マグナス・ヨルト
『プラスティック・ムーン』(DDCJ-4002 税込2,835円)
[収録曲]
01.Play The Game
02.Pure Concept
03.Lacrima Lake
04.Shiny Stockings
05.Bullpen
06.Hot Corner
07.Leia
08.I Remember You
09.Jogen - Plastic Moon -