その個性的な歌声とカリスマ性で数々のCMヒット・ソングをリリースしているシンガー・ソングライターの
マイア・ヒラサワが、2011年3月11日、JR九州新幹線開通CMソングとしてリリースしたシングル「
Boom!」。奇しくも、同日に発生した東日本大震災の混乱の中、「Boom!」のメッセージがYouTubeを通して広がり、未来への希望を多くの人に繋ぎました。それから10年の時が過ぎ、今度は世界がパンデミックにおけるリアルなコミュニケーションの分断を経験。そして2023年、マイアは再び人々の再生のアンセム「Boom!」を唄うことを決意し、5月31日(水)に「Boom!」のニュー・ヴァージョン「Boom! - Unite」を含む3曲入りデジタルEPを発表しています。
今作のEP『Boom! - Unite』は、「今こそ、’Unite / 団結‘’のメッセージを込めて」というテーマで制作。2011年、日本滞在時に仙台に在住。東日本大震災を経験したことによりその経験を風化させないよう、震災発生から10年の節目となる2021年に、その当時復興のアンセム曲となっていた自身の楽曲「Boom!」のアップデート・ヴァージョンのリリースを企画。そして、新型コロナウイルスの影響により数年の遅延の末、今回「Boom!」のニュー・ヴァージョンのリリースとなりました。
EP収録曲は「Boom!」のニュー・ヴァージョン「Boom! - Unite」に加えて、アコースティック・ヴァージョン「Boom! - Ballad Version」、また「Boom!」に並ぶ自身のヒット曲「It Doesn‘t Stop」のニュー・ヴァージョン「It Doesn’t Stop - Seaside Version」となる3曲が収録。原曲の良さを残しながらも、2023年ヴァージョンとしてアップデートされたアレンジとなっています。
また、6月9日(金)地元・仙台公演を皮切りに全国5ヵ所を回るジャパン・ツアーも決定。ぜひマイア・ヒラサワの歌声をライヴで体感していただきたいところです。
[コメント]「Boom!」のニュー・ヴァージョンを作ろうと思ったのは数年前のことです。
震災から10年という節目タイミングで作品を作り、2011年の震災で被災した人々をもう一度勇気づけられたらと思ったんです。でも、その後パンデミックが起きた。私はスウェーデンにいて、コラボしたい人はみんな日本にいる状態だった。でもその時私の中で新しいアイデアが芽生え始めた。今度はスウェーデンと日本を結ぶ曲を作ったらどうだろう?
私の両方の母国スウェーデンと日本の友人やミュージシャンに参加してもらえたら。
まずは、2011年の震災で大きな被害を受けた石巻の和太鼓グループ、黒船太鼓の友人たちに声をかけました。そして東北仙台を中心に活躍するシンガー・ソングライターの伊東洋平、アメリカから日本にやって来たDr.Capital、そして多くの仲間達。国籍や年代を超えて、彼らは新しい「Boom!」のレコーディングに参加するのに最適なチームだと思ったのです。
そして彼らは「イエス」と答えてくれたのです!
私にとって、「Boom!」は単なる歌ではありません。音楽は困難な時代を癒し、与え、助けることができることを証明するムーブメントなのです。新ヴァージョンを私同様、気に入っていただけると幸いです。“音楽は団結できる”。――マイア・ヒラサワ