小鳥美術館、
GUIRO、
Hei Tanakaと、15年以上にわたり、ギタリストとして活動を続けてきた
牧野容也が、今年7月に発表した3枚目のソロ・アルバム『
Familiar』のリリース単独ライヴを12月10日(火)に東京・渋谷 WWWにて開催します。
バンドメンバーは
谷口雄(pf)、カナミネケイタロウ(b)、
あだち麗三郎(ds)と盤石の布陣。ゲストには
浮(Vo)、
わがつま(Vo)、Colloid、
たゆたうのイガキアキコ(vln)、
影山朋子(vib)と、アルバムに参加したゲスト・ミュージシャンが参加。また、ライヴ前後に会場を盛り上げるDJにHAPPFAT、ライヴの演出にはVJとしてonnacodomoの参加も決定。3年連続アルバム・リリースの集大成的なライヴとなります。
『Familiar』は、2022年発表の『
the Odyssey』、2023年発表の『
City』に次ぐ「旅立ち」シリーズ3部作の最終章。ヴォーカルにわがつまを迎え、出生の祝祭を描いた「パレード」、ヴォーカルに浮、ヴァイオリンにcolloid、たゆたうのイガキアキコをフィーチャーし、“成長するとは移動すること”と説く「駆ける」、苦境の中懸命に生きる人々を克明に写した「雷」など、生のもつあらゆる側面を見守り、寄り添い、映し出した全8曲を収録。波長の合う仲間たちと共に創り上げた、牧野容也の集大成といえる作品となっています。
[コメント]「景気が悪い」と謳われて久しいですが、ここ数年は特に、観客や共演者から「あきらめムード」のような物を感じます。
僕は今年40ですが、20代の頃はもう少しライブハウスに人が集まってたような・・。映画のサブスクやスマホゲーム、SNSや動画サイトなど、今は人の気を引くものが世の中に溢れています。それは素晴らしいことですが、「そこに行く」という行動のハードルが少し上がっているような気がしています。
もちろん僕も毎日YouTubeを開きますし、画面越しのエンタメも素晴ら
しいものがたくさんあります。ですが、ライブハウスやフェスなど、「現場好き」としては、現場ならではの臨場感、高揚感、交流や出会い、五感をフル活用した「直接体験」の桁違いの面白さにもっとハマって欲しいと思い、今回お財布の許す限りの規模(や、かなりはみ出しちゃいましたが・・笑)で企画しました。ライブハウスってもっと、人生をかける道が見えちゃったり、悩みなんて吹っ飛んじゃったり、思いがけない出逢いに恵まれたり、面白いことが起こる可能性に満ちてると思うんです。
ライブの素晴らしさを吹聴して回ることもできるのですが、40がらみのおじさんがそれをやるとかなりめんどくさい奴になってしまうので・・それよりは、まずは自分がクソほど思い切り楽しむことで、「そこに行く」ことの面白さを広げていけたらと考えています。
貴重なスペース、お時間をいただくのは承知の上ですが、告知にご協力を頂けたら幸いです。なにとぞよろしくお願いいたします。
2024年10月8日 牧野容也