ギタリストで、これまでにエルヴィス・コステロ、トム・ウェイツ、マイク・パットンやT・ボーン・バーネット関連のレコーディングなど、多くの作品に参加してきたマーク・リーボウ(Marc Ribot)がニュー・アルバム『マップ・オブ・ア・ブルー・シティ』を5月28日(水)に発表します。リーボウがみずから歌も披露する、全9曲を収録するこのアルバムから、カーター・ファミリーのカヴァー「When the World's on Fire」が先行公開されています。
約30年かけて制作されたこのアルバムには、故ハル・ウィルナーがプロデュースしたオリジナルのスタジオ・セッションと自宅での録音を収録。ベン・グリーンバーグがプロデュースおよびミックスを手がけています。伝統的なシンガー・ソングライターのアルバムではないものの、リーボウがアルバム全編で彼の哀愁漂う声を披露した初めてのアルバムで、ルーツ・ミュージック、ボサ・ノヴァ、ノーウェイヴ、ノイズ、フリー・ジャズなど、異なる伝統がぶつかり合う曲が収録されています。ほとんどがオリジナル曲で、公開中の「When the World’s on Fire」はカーター・ファミリーのカヴァー、「Sometime Jailhouse Blues」ではアレン・ギンズバーグの1949年の詩を用いています。