1983年のデビュー以来、
マイルス・デイヴィスのアルバム
『TUTU』をプロデュースするなど、ベーシストとしてはもとより、プロデューサー、作曲家としても非凡な才能を発揮してきた
マーカス・ミラー(Marcus Miller)がアルバム『ルネッサンス』(VICJ-61665 税込2,625円)を5月16日に発表します。
昨年は『TUTU』収録曲を中心にマイルス・デイヴィスが演奏してきた楽曲を取り上げた
『トリビュート・トゥ・マイルス・デイヴィス』(写真)を発表。
ジョージ・デューク、
デヴィッド・サンボーンとスペシャル・ユニットを組み東京JAZZに出演するなど、マーカス・ミラーの名は頻繁に耳にしましたが、純粋なオリジナル・アルバムとしては『ルネッサンス』がなんと5年ぶり。83年のデビュー作『サドゥンリー』からこれまでの30年間に発表したアルバムはたったの8枚です。
「音楽の革命的再生には音楽の本質に立ち返りながらも変化が必要であり、その為に音楽的にはきわめて自由な、若い優れたアーティストとレコーディングする。彼らはジャズ・レジェンドの
クリフォード・ブラウンとかヒップホップ・アーティストの
J.ディラからも吸収できるボーダレスなミュージシャンだからね」とマーカスが語るとおり、新作には、
アレックス・ハン、シーン・ジョーンズ、
グレッチェン・パーラトほか、実力派若手ミュージシャンを起用。その姿勢は、若きマーカスを起用したかつてのマイルス・デイヴィスとどこか重なります。
※5月16日発売
マーカス・ミラー
『ルネッサンス』
(VICJ-61665 税込2,625円)
[収録曲]
01. デトロイト
02. リデプション
03. フェブラリー
04. スリッピン・イントゥ・ダークネス
05. ブラジリアン・ウェディング・ソング
06. ジキルとハイド
07. インタールード:ノクターナル・ミスト
08. リベレーション
09. ミスター・クリーン
10. ゴーレイ
11. シーティーアイ
12. タイトロープ
13. アイル・ビー・ゼア
14. リバップ
[演奏]
マーカス・ミラー(b)
アレックス・ハン(sax)
シーン・ジョーンズ(tp)
モーリス・ブラウン(tp)
フェデリコ・ゴンザレス・ペーニャ(key)
クリス・バワーズ(key)
アダム・ロジャース(g)
アダム・アガティ(g)
グレッチェン・パーラト(vo)
ドクター・ジョン(ラップ)
ほか