マリア・ジョアン・ピリス 2015/11/10掲載(Last Update:15/11/11 18:34)
世紀の巨匠
マノエル・ド・オリヴェイラ監督が101歳の時に発表し、日本公開が待たれていた幻の傑作『アンジェリカの微笑み』(12月5日公開)。美しい夜景と流麗なピアノ演奏からはじまる本作は、オリヴェイラ監督お気に入りの女性ピアニスト、
マリア・ジョアン・ピリス(Maria Joao Pires)が奏でる
ショパンのピアノソナタやマズルカが映画全編にわたって使われています。なお東京・タワーレコード渋谷店では映画公開を記念し、12月1日(火)から対象となっている彼女のアルバムを購入された方に、映画オリジナル・ポストカードを限定数プレゼント。
フィギュア・スケートの
浅田真央選手が、ショートプログラムで彼女の演奏した「ノクターン第2番」(ショパン)を使用するなど、日本でもその名前を知られる世界的ピアニスト、マリア・ジョアン・ピリス。オリヴェイラ監督の
『神曲』(1991年)、『クレーヴの奥方』(1999年)では自ら映画に出演し演奏を披露、『家路』(2001年)でも彼女の演奏によるショパンのワルツが使われています。また現在、コンサート・ツアーのため来日中。スケジュールは「ヒラサ・オフィス」オフィシャル・サイト(
www.hirasaoffice06.com/index.html)でご確認ください。
(C)Filmes Do Tejo II, Eddie Saeta S.A., Les Films De l'Apres-Midi,Mostra Internacional de Cinema 2010
■『アンジェリカの微笑み』使用曲収録アルバム
マリア・ジョアン・ピリス
『後期ショパン作品集』CD2枚組 UCCG-1428〜9 4,320円(税込)
■
『アンジェリカの微笑み』2015年12月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー
監督・脚本: マノエル・ド・オリヴェイラ
出演: リカルド・トレパ / ピラール・ロペス・デ・アジャラ / レオノール・シルヴェイラ / ルイス・ミゲル・シントラ / イザベル・ルート
原題: The Strange Case of Angelica
配給: クレストインターナショナル