クリス・デイヴィスとリアム・アイヴォリーによるUKの叙情派エレクトロニック・ユニット、マリブー・ステート(Maribou State)が、1月31(金)にリリースする最新アルバム『Hallucinating Love』より新曲「All I Need」を公開しています。
「All I Need」は、彼らの特徴的なスタイルと魅力が詰まったナンバー。MOBO賞にノミネートされ、ボノボ、フライング・ロータス、ジャングルなどとのコラボレーションでも知られるアンドレヤ・トリアーナ(Andreya Triana)のソウルフルなヴォーカルがフィーチャーされています。
新曲について、マリブー・ステイトは「『Hallucinating Love』では、これまで使っていたガレージスタイルのボーカルを意識的にやめるという決断をしたんだ。その代わりにアンドレヤ・トリアーナのサンプルを使い、さらに彼女とは新たにセッションを行ってレコーディングもした。以前から一緒に仕事をしたいと思っていた彼女に、いくつかのアイデアを聴かせてみたら、彼女が選んだのは『All I Need』だったんだ。コーラスで使っているボーカルが、実は彼女自身のものだと伝えると、とても喜んでくれたよ。最終的には、彼女がこの曲のヴァースのボーカルも担当することになり、アンドレヤ自身が“自分とデュエット”をしているような仕上がりになった。その時期、僕たちはドラムに関してエイフェックス・ツインから大きな影響を受けていて、ヒップホップ風ながらもグリッチ感のあるサウンドを目指してたんだ。でも、アンドレヤのサンプルを加えることで、80年代風の壮大なコーラス感が生まれた」とコメントしています。
「All I Need」のほか、アルバムからはこれまでに「Blackoak」「Bloom」「Dance on the World」「Otherside」の4曲が公開されており、すでにPitchfork(「Songs You Must Hear」)、NME、Clash、The Line of Best Fit、Billboard、Mixmagなどのメディアから絶賛、BBC Radio 1と6の著名なDJからも高い評価を得ています。