いまもっとも注目を集める映画女優、マリオン・コティヤール（Marion Cotillard）が主演をつとめた『オネゲル：火刑台上のジャンヌ・ダルク』のDVD（Alpha708 4,300円 + 税）とCD（Alpha709 2,800円 + 税）が6月3日（水）に同時リリースの予定です！

　日本でも小澤征爾のプロジェクト（サイトウ・キネン・フェスティバル）やアルミンク指揮新日フィルの公演など、フランス近代の舞台音楽のなかでも話題性の高い実演機会に恵まれているオネゲル『火刑台上のジャンヌ・ダルク』。もちろんフランスでも注目度は高く、3月にも新時代の日本を担う山田一樹がパリ管弦楽団の公演で指揮したばかりです。舞台上で女優・俳優が演技を展開するなか、合唱と大管弦楽による音楽が物語を進行させてゆく、いわば古代演劇ふうの近代舞台音楽ですが、フランスが誇る小規模レーベルの白眉Alphaは今回、たたき上げの実力派指揮者マルク・スーストロ（Marc Soustrot）が振るバルセロナ交響楽団を軸に、フランス随一の放送局Medici.tvとの協力により、おそるべき新録をCD版・DVD版ともにリリースします！

　主演は、近年スクリーンを静々と賑わせている美しき名女優コティヤール。いまをときめく女優は、映画だけでなく舞台でも超一流で、歌劇界随一の名匠と絶美の舞台を繰り広げます。ジャケットからも、劇的展開をひきつけてやまない息をのむ美しさが伝わってくるのではないでしょうか。そしてスーストロの指揮も、舞台にかかわる楽員・歌手すべてをあざやかに惹きつける職人ぶりにますます磨きがかかり、並居る名盤をも凌駕しうるほどの迫真ぶり！ CD版の音楽だけでも痛快な鑑賞体験になるでしょう。

　なお、主演のコティヤールは5月23日（土）より東京・渋谷Bunkamuraル・シネマで上演される『サンドラの週末』でも主演をつとめています。こちらもあわせて、ぜひご注目を。（www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/15_first/ci7.html）