2019年に急逝した名指揮者
マリス・ヤンソンス(Mariss Jansons)が、亡くなる約3週間前の11月8日に米ニューヨークのカーネギーホールで首席指揮者を務める
バイエルン放送交響楽団とともに行なった、彼の最後の演奏会の模様を収録するアルバム『ラスト・コンサート』(CD NYCX-10174 2,500円 + 税)が11月6日(金)に発売されます。
体調不良を押して開催し、「ひとたび指揮台に立つと、驚くほど生気のみなぎった演奏を繰り広げ」「数十年にわたる音楽への献身に加え、その不屈の精神によってニューヨークの聴衆から敬意に満ちた心からの喝采を受けた」と人気ウェブサイト「Seen and Heard International」で報じられたこの日の公演を最後に、ヤンソンスは演奏会をすべてキャンセルしました。
公演で演奏されたのは、彼が生涯愛した
リヒャルト・シュトラウスの「歌劇《インテルメッツォ》からの4つの交響的間奏曲」と、「4つの最後の歌」が前半、後半はブラームスの交響曲第4番。CDには「4つの最後の歌」以外を収録しています。
国内盤・輸入盤共通の初回特典として、ヤンソンス&バイエルン放送響の全コンサート記録とBR-KLASSIKでのディスコグラフィを掲載する全64頁の特性パンフレットが付くほか、国内盤ブックレットには原盤解説「人と音楽」の邦訳に加え、ヤンソンスと縁の深かった日本人3人が寄稿、関係者ならではのエピソードを掲載しています。
©︎Astrid Ackermann