マリーナ・ショウ 2003/10/09掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ジャズ、ソウル、ブラコン、フュージョン・・・などなど、グルーブ音楽求道者ならば、誰だって嫌いな人はいないはずの名盤、74年の『フー・イズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』(写真)と言えば
マリーナ・ショウですね!
デヴィッド・T.ウォーカー、
ラリー・カールトン、そして
デニス・バディマーなどスター選手が総出で参加した完璧なアンサンブルは決して色褪せる事なく、今日もどこかで新しいファンを獲得しているのですが、そんな新しい世代から熱烈な歓迎を受けて実現したのが昨年のライブアルバム
『ライブ・イン・トーキョー』でした。フュージョン・クラシックスとも言える人気曲「フィール・ライク・メイキング・ラブ」も歌って、コンテンポラリー・サイドのマリーナもしっかり魅せてくれたし、まずは女王の復帰を確認する事が出来たと思います。そんなところへ、今年の11月19日、いよいよ満を持して彼女のスタジオ録音最新作、オリジナル・ニューアルバム
『Lookin’ for Love』(VRCL-18814 \2,835(税込))が発売されることになりました!!
問答無用に期待してしまう大型新譜ですが、まずは冷静に内容をご紹介。エリック・アレキサンダー等との共演で知られる、現役のジャズファンには馴染み深い中堅ピアニスト、
デヴィッド・ヘイゼルタインをピアニスト兼編曲者に迎えて、ピアノトリオ+曲によってはパーカッションを加えたシンプルな編成。ヘイゼルタインが編曲なら、かなり本気なジャズ寄りと想像します。曲もかなり魅力的。『この素晴らしき世界』、『ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド』等の名曲ひしめく中でも、“ファンキー”の登竜門で、マリーナが世に認められるきっかけとなった『マーシー・マーシー・マーシー』の新録は話題を集めそう! そしてジャズスタンダードばかりでは無く、日本でも人気の高いグローバー・ワシントン・Jr.の、って言うか
ラルフ・マクドナルドの名曲「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」も収録。やはりコンテンポラリーな部分も捨てきれない彼女です。
そして期待は裏切りません! 前作同様にアナログ(VRJL-7014 \3,660(税込))も同時発売で出ます! 完全限定発売なのでお早めにどうぞ。