〈ルガーノ・フェスティヴァル〉のなかの企画のひとつ〈アルゲリッチ・プロジェクト〉から厳選した音源を2枚組に収めたアルバム『
ルガーノ・フェスティヴァル〜アルゲリッチ・プロジェクトの記録』(WPCS-13762〜3 3,000円 + 税)が、日本独自企画として4月25日(水)に発売されます。
〈ルガーノ・フェスティヴァル〉は、2002年より毎年スイスのイタリア語圏であるティチーノ州最大の都市ルガーノで開催され、2016年に閉幕した音楽祭。毎年秋に、前年の音楽祭の模様を収めた3枚組のアルバムがリリースされることも恒例となっていました。
〈アルゲリッチ・プロジェクト〉は、現代で最高のピアニストのひとりである
マルタ・アルゲリッチ(Maria Argerich)が中心となり、若手とベテラン演奏家らの交流の場として定着した企画。そのなかから選りすぐりの音源を収めた本アルバムは、ピアニストの
ピョートル・アンデルシェフスキ(Piotr Anderszewski)やチェリストの
ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky)、ヴァイオリニストの
ルノー・カピュソン(Renaud Capuçon)、ルノーの弟でチェリストの
ゴーティエ・カピュソン(Gautier Capuçon)、トランペット / フリューゲルホルン奏者の
セルゲイ・ナカリャコフ(Sergei Nakariakov)をはじめとする演奏家たちとアルゲリッチとの共演に加え、アルゲリッチがソリストを務めた
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番、そしてアルゲリッチのピアノ・ソロによる
ラヴェルの『夜のガスパール』から「I.オンディーヌ」や
シューマンの『子供の情景』op.15から「トロイメライ」などを収録。プロジェクトの充実ぶりを振り返ることのできる内容です。