カルロス・アギーレ、
キケ・シネシ、
ナタリア・ラフォルカデらと共演してきたアルゼンチン出身の打楽器奏者
マルティン・ブルン(Martin Bruhn)が、3rdアルバム『ピカフロール』を7月24日(土)に発表します。
バリオ・リンドとエル・ブオのレーベル「Shika Shika」からリリースされるこのアルバムのベースにあるのは、山岳フォルクローレ「ワイノ」の偉大な先人たちへのオマージュ。同時に、
アンティバラスやダップトーン以降の生音フロア・モード、エチオピアやニューオーリンズとも共振しそうな祝祭ムード、アルゼンチン音楽ならではのクロスオーバーなど、さまざまな要素が見え隠れした作品に仕上がっています。
アルバム・タイトルの『ピカフロール』とは、フォルクローレでもしばしば歌われる、南米でもっともポピュラーな小鳥「ハチドリ」のことです。
マルティン・ブルンは「賛辞、オマージュ、献辞、何とでも言えますが、私はこのアルバムを祝典と考えたいのです。『ピカフロール』は、単純に音楽的な類似性を探すだけではなく、その先を目指しています。ある種の音の美学、オーケストラのオリジナリティ、そしてこの音楽の偉大なシンプルさに敬意を表しています。これは、偉大な人々への頌歌なのです。ピカフロール・デ・ロス・アンデス、フロール・プカリナ、ゼノビオ・ダーニャ、アセス・デ・フアンカヨ・オーケストラ、チャーリー・デ・ラ・クルス・パロミーノ、そして私が知らない多くの人たち。ようするに、このアルバムは、私自身のカーニバルをつねに探し求めていることを表しています」とコメントしています。