ニュース

Masayoshi Fujita、ムーア・マザーやハチスノイトらをゲストに迎えた新作アルバムを発表

Masayoshi Fujita   2024/07/05 12:38掲載
はてなブックマークに追加
Masayoshi Fujita、ムーア・マザーやハチスノイトらをゲストに迎えた新作アルバムを発表
 ヴィブラフォン / マリンバ奏者、作曲家のMasayoshi Fujitaが、世界を旅する渡り鳥からインスピレーションを受け、笙やサックス、個性的なヴォーカルなどを交えた約3年ぶりの新作『Migratory』(読み:マイグラトリー)を9月6日(金)にリリースします。

 Masayoshi Fujitaは、自然の中で暮らし音楽を作るという長年の夢を叶えるため、2020年に、活動の拠点として13年間過ごしたベルリンを後に家族とともに兵庫県北部の香美町に移住。使われていない保育所を借りて自身の音楽スタジオ「Kebi Bird Studio」として改装し、帰国後初めてのアルバムとして『マイグラトリー』を完成させました。このアルバムでは、藤田の代名詞ともなっているヴィブラフォンの音を巧みに再構築しながら、2021年のアルバム『Bird Ambience』で初めて取り入れたマリンバとシンセサイザーを使った音楽的実験も続行。この実験精神は、今なお高い評価を受けているヴィブラフォン三部作『Stories』(2012年)、『Apologues』(2015年)、『Book of Life』(2018年)から続くものです。

 本作では、楽曲「Our Mother’s Lights」ではアメリカの詩人・ムーア・マザーのポエトリー・リーディングを、「Higurashi」では独自の歌唱法で知られるハチスノイトのヴォーカルを取り入れたほか、雅楽で使用される笙とサックスを加えるなど、新しい試みも特筆すべきところ。ムーア・マザーは、藤田に彼女の次のアルバムでのヴィブラフォンの演奏を依頼し、その返礼として楽曲に力強い声を吹きこみました。藤田は「この曲はアフリカとアジアの雰囲気を持っていて、彼女の声は曲のイメージにぴったりだ」と語っています。

 笙に関しては、2021年にMasayoshi Fujitaがスウェーデン・ストックホルムに滞在した際、スウェーデン人の作曲家であり笙奏者のマティアス・ホールステンと出会ったことから、「Yodaka」を含む3曲で聴くことができる笙の録音に至ったとのこと。

 また、本アルバムには、藤田からの招きに応じ、サックスを携えて兵庫を訪れた父親と録音した楽曲も収録されています。二人でスタジオで時間を過ごしながら録音された3曲のうち、サックスとマリンバの音色が調和して新たな芸術的領域を示しているジャズ風の「Blue Rock Thrush」は際立って素晴らしい仕上がりとなっています。

 『Bird Ambience』と同じく、本アルバムは鳥たちからもインスピレーションを受けています。タイトル“Migratory”は、アフリカ、東南アジア、日本の間を旅する空想上の渡り鳥のイメージから生まれました。藤田は「こういったアイデアやイメージは、自分自身の海外での生活や故郷に戻る経験が元になっているのと同時に、アルバムに参加してくれたアーティストたちも国境を越えて旅をしたり異国に住んだりしながらもどこか自分たちのルーツに導かれる、というようなことが合わさってインスピレーションになっています」と語っています。

 また、本アルバムには、藤田からの招きに応じ、サックスを携えて兵庫を訪れた父親と録音した楽曲も収録されています。二人でスタジオで時間を過ごしながら録音された3曲のうち、サックスとマリンバの音色が調和して新たな芸術的領域を示しているジャズ風の「Blue Rock Thrush」は際立って素晴らしい仕上がりとなっています。



■2024年9月6日(金)リリース
Masayoshi Fujita
『Migratory』

inpartmaint.com/site/40546

[収録曲]
1.Tower of Cloud
2.Pale Purple
3.Blue Rock Thrush
4.Our Mother’s Lights (with Moor Mother)
5.Desonata
6.Ocean Flow
7.Distant Planet
8.In a Sunny Meadow
9.Higurashi (with Hatis Noit)
10.Valley
11.Yodaka
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 佐野元春 自身の名曲群を“再定義”した 最新アルバム『HAYABUSA JET I』[インタビュー] ヒロイックニューシネマ “誰かのヒーローになる” 新体制となって初の全国流通アルバム完成
[インタビュー] エクスペリメンタルHip HopユニットDry Echoes 4年ぶりとなる2ndアルバム完成[インタビュー] 三浦文彰 清水和音 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集』を発表 全曲演奏会の最終回を東京と大阪で開催
[インタビュー] のん (映画『私にふさわしいホテル』)[インタビュー] 角野隼斗 イメージ・キャラクターを務める「ベスト・クラシック100極」のコンピレーション・アルバムを選曲・監修
[インタビュー] 色々な十字架 話題の“90年代ヴィジュアル系リヴァイヴァル”バンド 待望のセカンド・アルバムをリリース[インタビュー] アシックスジャパンによるショートドラマ 主題歌は注目のSSW、友成空
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015