シティ・ポップ名曲として、最近では、
中島愛や
Ms.OOJA、
藤井風らのほか、インドネシアの人気YouTuberのRainychまでがカヴァーし、国内外での再評価が著しい
松原みきの大ヒット・7インチ・シングル「真夜中のドア/Stay With Me」と、1stアルバム『
POCKET PARK』の復刻盤の予約が、ポニーキャニオンが新たに手掛けるWebサービス
POP(パッケージ・オーダー・プロジェクト)にてスタートしています。
発売から40年を迎えた「真夜中のドア/Stay With Me」は、1979年11月5日に松原みきのデビュー・シングルとして発売。高い歌唱力とともに大ヒットを果たし数々の新人賞を獲得した同曲は、切ない女心を都会的センスで見事に描いた歌詞と、洋楽ポップスを感じさせるメロディの絶妙なコンビネーションでリスナーを魅了。オシャレでダンサブルなアレンジは、当時のトップ・ミュージシャン達が超一流の技を注ぎ込んだトラックで、
パラシュートのメンバーとして知られる
松原正樹のギタープレイと
林立夫のソリッドなリズム、後にプロデューサーとしても大活躍する
後藤次利の際立ったベースラインなど聴きどころ満載の一曲となっています。
同曲はSpotifyで直近の1年間に460万回、Apple Musicでは100万回以上再生され話題になり、さらに海外のApple MusicやJ-Popランキングにおいては12ヵ国で1位を獲得、合計47ヵ国でTOP10入りを果たし、時代と国境を越えたヒットとなっています。このたび世界的なヒットを受けて発売元のポニーキャニオンでは、“レコード盤の復刻”の声が挙がり、POP(パッケージ・オーダー・プロジェクト)にて、ファンの要望を募ることとなりました。
また、同時復刻となる『POCKET PARK』は、1980年1月21日に発売された自身初のアルバムで、「真夜中のドア/Stay With Me」のアルバム・ヴァージョンを収録。ほか、爽やかな風を感じるAORサウンドに、溶け込むような松原みきのヴォーカルが気持ち良い「It’s So Creamy」や鋭いギター・カッティングからはじまるファンキーなリズムセクションと分厚くダンサブルなブラスセクションが絡む「Cryin’」で魅せる迫力あるヴォーカル、ロックビートの大きなうねりの中でシャウトする「Trouble Maker」など当時19歳とは思えないヴァーサタイルな才能を世に知らしめた一枚。トップ・ミュージシャン達と創った眩いばかりの楽曲が散りばめられたシティ・ポップ定番アイテムとして高く評価されています。このたび、40年前の発売当時に折りたたみ封入されていた特選ポスターや歌詞カードなども再現し、完全復刻盤として発売する予定となっています。
現在では入手困難な商品や廃盤により発売を終えた商品の復刻を行う、POP(パッケージ・オーダー・プロジェクト)は、募集期間内にオーダー数が規定数に到達した商品のみが発売決定となるシステムのため、購入希望の方は早めの予約が推奨されています。