昨年、デビュー40周年記念ベスト・アルバム『日本の恋と、ユーミンと。』をリリースし、現在公開中のスタジオジブリの映画『風立ちぬ』主題歌「ひこうき雲」が30万ダウンロードを超える大ヒットの中、松任谷由実のニュー・アルバム『POP CLASSICO』が11月20日（水）に発売されることが決定しました。

　今作は通算37枚目のオリジナル・アルバムとなり、前作『Road Show』より2年7ヵ月ぶりのリリースとなります。タイトルの『POP CLASSICO』とは、CLASICO = 自らのルーツ、POP = 未来を融合させたコンセプトを表している。そのタイトルの通り、今作はユーミンの音楽的ルーツである、ブリティッシュ・ロック、フレンチ・ポップスのテイストがベースとなりながら、今を見つめるユーミンの最新の歌詞の世界で彩られた、ユーミンワールド全開の超意欲作となっています。

　「“ひこうき雲”がレクイエムだったとしたら、今回のアルバムはアンセム。生きることの賛歌がいっぱい詰まっているので、元気をいっぱい得てもらえると確信しています」とユーミン自身、今作の手応えを語っています。これまでドラマ、CMなどに提供された作品はもちろんのこと、本日、10月2日よりスタートする、日本テレビ新水曜ドラマ『ダンダリン・労働基準監督官』主題歌「今だけを きみだけを」を含む全12曲を収録。

　ジャケットをはじめとした、アートワークを手掛けるのは今、注目のアートディレクターの森本千絵。ユーミン自身がパーソナリティを担当していたNHK Eテレ『ユーミンのSUPER WOMAN』（2013年7月から全12回放送）に出演したのがふたりの出会いとなり、今作のアートワークを担当することが決定しました。

　撮影は9月中旬東京近郊のスタジオで、ジャケットのスチール撮影では異例ともいえよう2日間、約24時間かけて撮影されました。

　タイトルの『POP CLASSICO』のアルファベット11文字のひと文字ひと文字の中に、時空と現実を超えたさまざまな物語を表現した世界が描かれ、その集合がひとつのビジュアルとなっています。その世界にはさまざまなユーミンが登場。スタイリングは全12ポーズに及び、海中のイソギンチャク風のファンタジックなドレスで時を指揮する女性、クラゲの冠に色鮮やかな足ひれをつけた海の女神のような女性、全長10m以上にも及ぶドレスでその長さと比例すべく時を待ち続ける女性、50年代の洋画のようなクラシカルなドレスで延々と狂気的に編み物をし続ける女性、逆さまの海中でお茶をする紳士淑女、未来からなのか過去からなのかどこから来たのか不明な少年たちなど、さまざまなキャラクターを、すべてユーミンが演じています。

　これまでユーミンのジャケットのアートワークは、J-POPの名盤を数多く手掛ける信藤三雄、イギリスのクリエイティブ集団ヒプノシス、日本アート界の巨匠横尾忠則などが手掛け、高い評価を受けていますが、今作では新世代ともいえよう森本千絵が新たなユーミンの世界をビジュアル化しています。

　また、アルバムの初回限定盤には特典DVDとして、「ひこうき雲（RE-MIX） / 荒井由実×松任谷由実」のオリジナル・ミュージックビデオが収録されます。デビューアルバム「ひこうき雲」から40年を記念しての、ここでしか観ることができないメモリアルな映像となっています。

　そして、ニュー・アルバム『POP CLASSICO』の発売日である11月20日から、同タイトルの全国ツアーがスタート。今ツアーはよこすか芸術劇場を皮切りに2014年7月まで、全国35都市全64公演（約16万5千人動員予定）という大規模なツアーとなっています。なお、初日公演に先駆け、11月19日に初日公演と同会場で行われるマスコミ公開ゲネプロへの無料招待が決定。日本のライヴ・エンタテインメントにおいても数々の伝説を残してきたユーミンの最新のコンサートを是非この機会に体験してください（マスコミ公開ゲネプロの応募方法は特設サイト［emirecords.jp/yuming］へ）。

　さらには、11月8日（金）より「Have a POP CLASSICO Holiday」と称したユーミンと米国発のスペシャリティストアであるバーニーズ　ニューヨークとのクリスマスコラボレーション企画の開催が決定。ニューアルバム「POP CLASSICO」のビジュアルの世界観、アートワークと、バーニーズ　ニューヨークならではのファッショナブルな商品やショーウィンドウが連動する過去に類のない画期的なコラボレーション企画がスタートします。

　2013年秋、新たなるユーミンワールド“POP CLASSICO”がさまざまな形で展開するので要チェック。また、本日公開の特設サイトにて、発売を記念して、プレゼントが当たるPOP CLASSICOクイズ実施中です。