シム・ウンギョンと松坂桃李のダブル主演による映画「新聞記者」が、6月28日（金）より全国でロードショー。第2弾キャスト情報が公開されています。

　東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー小説を原案にした本作は、政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に迫る女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだ若手エリート官僚との対峙と葛藤を描き出すサスペンス・エンタテインメント。「デイアンドナイト」などの藤井道人がメガフォンをとり、新聞記者の吉岡エリカ役をシム・ウンギョンが、内閣特別調査室に務める若き官僚・杉原拓海役を松坂桃李が演じています。

　このたび公開された主演2人の脇を固めるキャストは、杉原の妻・奈津美役の本田 翼、吉岡の同僚の新聞記者・倉持大輔役の岡山天音、杉原の元上司で内閣府に勤務する神崎俊尚役の高橋和也とその妻・伸子役の西田尚美、さらに吉岡の上司、社会部デスクの陣野和正役の北村有起哉、杉原の上司で内閣参事官・多田智也役の田中哲司の6人。信念にまっすぐな主演2人の前にそれぞれ立ち塞がる壁として、中間管理職をベテランならではの味わいで演じています。

高石明彦（プロデューサー）による各キャストの起用理由

本田 翼
女優として成長著しい本田さんにこの難役をやっていただくことで想像し得ない時間が生まれるという確信がありました。
彼女の持っている母性と才能が発揮された瞬間が切りとれて、「新聞記者」という映画により深みをもたせてくれたと思います。

岡山天音
彼の出演する作品を見ていて、一つ一つの芝居において、常に一石を投じようとする俳優としての姿勢を感じ、この映画の持つメッセージ性を豊かにしてくれると思いました。

西田尚美
明と暗を演じ分ける演技力がこの配役には必要だった。
とりわけ切ない運命を背負ってしまった妻を演じていただく上で普遍的に愛される女優である西田さんしか浮かばなかった。

高橋和也
「優しい人」の代名詞である役柄を演じていただく上で、その説得力と存在感がなければならなかった。
そういう意味において高橋さんはぴったりだと思いました。

北村有起哉
主人公の上司であり、かつ、新聞記者というプロフェッショナルな職業を演じて頂くため繊細な芝居が要求される難役。
変幻自在に芝居を操る北村さんの存在感を持ってすれば、この難役は演じていただけると思った。

田中哲司
多田という配役は、人間の持っている「怖さ」を象徴すべき存在であり、物語の軸を担う存在でもある。
数々のキャリアを積まれ、静けさの中に迫力のある演技をされる田中哲司さんなら、多田という役を膨らませてくださると考えた。